・伐採した松の小枝を片づけた後は、いよいよ幹の玉切りと薪割りである。太いの細いの含めて長さ3mで24本の原木だが、どこまでできるのか。上に乗った木から玉切りをしておよそ1ヶ月で16本を切り、そのほとんどを薪にした。薪は二つのスイス積み(ホルツハウゼン)にして中を空洞ではなく枝を積めることにした。これはYouTubeで倒れにくくなり、しかも中も乾くとあったのを見つけたからだ。そうすると一度スイス積みにした枝のほとんどを中に入れることができた。上には雨よけにとカラマツの皮を敷き詰めた。 |
・伐採した松の小枝を片づけた後は、いよいよ幹の玉切りと薪割りである。太いの細いの含めて長さ3mで24本の原木だが、どこまでできるのか。上に乗った木から玉切りをしておよそ1ヶ月で16本を切り、そのほとんどを薪にした。薪は二つのスイス積み(ホルツハウゼン)にして中を空洞ではなく枝を積めることにした。これはYouTubeで倒れにくくなり、しかも中も乾くとあったのを見つけたからだ。そうすると一度スイス積みにした枝のほとんどを中に入れることができた。上には雨よけにとカラマツの皮を敷き詰めた。 |
・11月まで雨ばかりで気温も高かったのに、12月になったら急に寒くなって、ずっと晴れの日が続いている。おかげで薪の消費量が半端ないほどで、このまま寒い日が続いたらどうしようと心配するようになった。もっとも昨年も季節が早く過ぎて、立春を過ぎたら暦通りに春めいてきたから、この冬もそうなるだろうと期待はしている。 ・伐採した木の枝は太いものは二つに割って上左のように積み上げた。晴れが続いたので毎日少しずつやって、大体済んだところで、次はもっと細い枝に取りかかった。物置きの後ろに積み上げたのだが、まだ済んでいないのに上右のような量になった。ここまでやったら次は大木である。できるだけ細いものから玉切りにしたが、次は斧で割ってアルプス積みをしなければならない。その後にはご覧のような太いものが残っている。 ・この冬は購入したミズナラやクヌギだけでなく、一昨年付近で集めた枝打ちされた桜や、倒れた栗の木を燃やしている。栗は火力が弱いくせによくはじけてぱちぱちうるさいほどである。対照的に桜の枝はよく燃えて温度も上がる。来冬からは松も燃やさなければならないが、松は脂分が多いから高温になってストーブを傷めると言われている。しかし、ネットで調べるとよく乾かして燃やせば大丈夫だとあった。広葉樹と混ぜてつかうことにするから、一年前に知人からいただいたミズナラなどや、春に伐採した栗や桜と一緒に燃やすことになるだろう。松はたくさんあるから、うまく使えば再来冬までは持つかも知れない。 ・いずれにしても、冬を暖かく過ごすためには大変な努力がいるのである。そろそろ薪割り機を買おうかと考えはじめているが、手動でどれほど割ることができるのか。と言ってエンジンや電動までは使う気にならない。 |
・そこで、西湖に行く途中にある秘密の栗の木を見に行った。毎年ではなく数年おきにたくさん実がつくのだが、今年はその豊作の年だった。ところが木のまわりの草が狩ってあって、実のない毬(いが)がたくさん落ちていた。道の奥から犬の吠える声も聞こえてきて、誰か家でも建てたのかも知れないと思った。それでも、ポシェットいっぱいとはいかなかったが、程々に収穫することができた。 ・気温が下がり、晴れの日が続いたら庭仕事にかかろうと思っているが、いつになるのやら。他にすることがないから、雨が降っていない日には、早朝に自転車を走らせた。湖1周20kmを週2回ほどを続けているから、運動不足にはならないでいる。それにしても午後になると、暑さもどこ吹く風で、主に白人たちがレンタル自転車を楽しんでいる。交通量も多いから危ないなと思いながら、クルマで追い越すことが多い。 |
・我が家には冬になると時折ヒメネズミがやって来た。小さくてかわいいのだが、放っておくと悪さをするので、ねずみ取りで退治してきた。パソコンのマウスの形をした簡単な仕組みのもので、ロンドンで見つけたのだった。小さなチーズなどを載せておくと、それに触れた瞬間にパチンと音がして蓋が降りる。かわいそうだがこれまでそれで何匹もやっつけてきた。都会のネズミと違ってこのあたりのネズミは簡単に駆除できる。そんなふうに思っていたのだが、思わぬ強敵が現れた。
・そのネズミは毎晩現れて、サツマイモやバナナを食い散らかして帰っていった。今度のは少し大きくて今までのねずみ取りではかからない。パートナーがそう言って、超音波や光で近づかないようにする道具を買った。音は何種類かあって、なかにはガラスをこすったような不快な音がするものもあった。ところが何の効き目もなかったので、次に猫の臭いを発するネズミ用の忌避剤を買ったがこれもダメ。ネズミは台所だけでなく、家中を徘徊し、わがもの顔の振る舞いをしてそこら中に糞を残していった。
・伐採した松の木をどうするか。とりあえずは輪切りにして、隣家の階段に利用した。去年の秋にベランダを作ったついでに、頼まれていたことだった。もう一つ考えていたのは、川に行く通路の脇に置くことだった。24年前に引っ越して陶芸の工房を作った時に、大工さんに伐採した松で作ってもらったのだが、腐ってしまっていたので作り直すことにしたのだ。4mもある松は重い。それを引っ張って移動させ、土をどけたところに入れた。杭が腐らずに残っていたから、作業はスムーズに済んだ。 ・梅雨の中休みの猛暑の中、栗と桜の木をチェーンソーで玉切りして、斧で割ってアルプス積みにした。流れるような汗と蚊の大軍にもめげず、1週間ほどかかってほぼすべての木を積み上げた。栗の木が柔らかくて軽いこと、桜の木の皮が厚くて割りにくかったことなど、初めて経験した。家や工房のまわりに積んだ薪と合わせれば3年、いや大事に使えば4年は大丈夫。そんな量の薪が蓄積できた。 |
・すでにこの欄で書いたように、隣地を購入して、生えている松の大木を伐採することにした。新しい土地に何かを作ろうというのではなく、松の枝が折れて落ちて屋根に当たったりして危なかったからだ。それに、別の隣地の赤松が強風で折れてしまったこともあった。伐採には、ストーブを購入して、原木を運んでもらっている木材屋さんにお願いした。松は20m以上あるから、ただ切って倒すというわけにはいかない。家もあるし、大きな欅の木もある。それで大型のレッカー車を使うことになった。当日やってきたレッカー車の大きさにびっくり。よくもまあ、ここまでの細い道をやって来れたものだと感心した。 |