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2025年7月7日月曜日

加湿と除湿

 

journal5-221-1.jpg真冬に零下10度ぐらいまでになる我が家では、11月の末から4月の初めぐらいまで薪ストーブを炊いています。この季節は当然湿度も下がりますが、家の中を20度前後に暖めるとその分、強力に加湿する必要が出てきます。40~50%を維持しようと思えば、ストーブの上にいくつも鍋ややかんを乗せる必要がありますし、これ以外に加湿器を3台置いてほぼフル稼働にしなければなりません。外と中の寒暖差は大きい時で30度にもなりますが、湿度の差も30%以上になるのです。

その加湿器の1つが壊れて新しいものを買おうということになりました。なるべく強力で、しかも静かなものをと探しましたが、どうせなら除湿もできるものはないかと思うようになりました。我が家にはエアコンはもちろん、数年前まで扇風機もありませんでした。真夏に30度を超えることなどめったになくて、その必要性を感じなかったのです。ところが暑さに我慢ができない日があって、扇風機を2台購入しました。それで何とか暑さをしのいできたのですが、年々暑さがひどくなって、そのうちエアコンが必要になるかもと思うようになりました。

我が家は松や欅の大木に覆われています。それで直射日光を避けて温度も低いのですが、その分湿気がたまります。毎年梅雨の季節になると家の中がかび臭くなって、何とかできないものかと思ってきました。エアコンをつければ除湿もやりますが、それは30度超えが当たり前になってからの話です。そこで加湿と除湿が強力にできる機種を探すことにしました。いくつかあって音が小さくて強力だという製品を購入することにしました。別売のフィルターなどと合わせると14万円もする、思い切った買い物でした。

journal5-221-2.jpg 3月末に購入してしばらくは、その日の天気や湿度に合わせて加湿だったり除湿だったりしましたが、5月になると、せっせと除湿をするようになりました。梅雨の前触れで雨の日が続きましたが、湿度は60%前後で推移して、例年ならかび臭くなる時期になってもその気配がありませんでした。6月になると真夏のような温度になり、我が家でも30度を超える日が数日ありました。その時、天気予報を見て、湿度は温度の上昇とともに下がることに気づきました。そこで日中の数時間は窓を開放して風を入れることにして、夕方から朝にかけては窓を閉めて除湿器を使うことにしました。これで何とか60%台後半の湿度を保たせることができています。

マニュアルにはフル稼働で1日9リットルの除湿をするとありますが、タンクは3リットルですから8時間で満杯になるということになります。5~6時間置きに空にしますが、たまった量には驚くばかりです。まるで我が家に泉ができたように感じてしまいました。もっとも冬場はその何倍もの水をストーブの上に置いていますから、空気中にはかなりの水分があることはわかっていました。しかしそれでも、吸い取った水の量には改めて驚いてしまいました。


例年にない早い梅雨明けで、全国的には猛暑が続いています。おそらく我が家でも30度超えの日が当たり前になることでしょう。その暑さを除湿器で乗り越えることができるか。毎年悩まされていたカビを克服することができるか。それはまた、夏の終わりに報告することにします。もうひとつ、この機種には洗濯物を乾かす機能もあって、その威力は何度か試しましたが、早々と梅雨が明けたので、しばらくは使う必要がなくなりました。

2025年6月23日月曜日

丸太富士と野鳥の巣箱

 

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伐採した松の木を薪にした後に残った大木をどうするか(下左)。あれこれ考えて、富士山を作ってみることにした。一番細い木をまず、一人で起こせる110cmの長さに切って、その3本を中心に置き、後は細いものから太いものへ90cm、70cm、50cm、30cmと刻んで、まわりに並べていった。丸太の間はおがくずや皮で埋めて完成。早速パートナーが山登りをした。我が家の海抜は850mほどあるから、丸太富士の頂上は851mということになる。ほんのわずかだが、上に登ると景色が変わって見えるから不思議だ。

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野菜畑で順調なのはスナップエンドウだけで、これはもうおいしくいただいた(左上)。プチトマトやキュウリも花が咲いて小さな実がつきはじめているから、もう少ししたら食べられるかも知れない(右上)。アスパラガスは細いのが数本出てきたが、1年目はそのままにして根を育てた方がいいようだ(左下)。ジャガイモはひょろひょろと背丈が伸びてしまっている。調べると栄養過多とあった(右下)。アンデスの痩せた土地で育ったのだから、次から日当たりのいい所に肥料を入れない畑を作ろうと思う。

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先週紹介した『僕には鳥の言葉がわかる』に触発されて巣箱を二つ作って松と欅につけた。もう子育てが済んでいるから入らないと思うが、一度だけ覗きに来たのを見かけた。来年のためにもっと作ってみようか。シジュウカラの入り口は28mmとあった。他の野鳥のために、大きさもいろいろ変えてみようと思っている。

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2025年6月16日月曜日

鈴木俊貴『僕には鳥の言葉がわかる』小学館

 

森の中に住んでいるから、いろいろな野鳥の鳴き声が聞こえてくる。だんだんうまくなるウグイスのホーホケキョーやホトトギスのテッペンカケタカは楽しいが、身体の大きいヒヨドリや籠脱け鳥のガビチョウはやかましいだけだ。そんなふうに勝手に聞いているだけだったが、その泣き声に意味があって、鳥同士でコミュニケーションをしているという指摘には驚かされた。

bird3.jpg シジュウカラやヤマガラは我が家でもよく見かける野鳥である。その鳴き声は良く聴いていたのだが、それに意味があるとは思わなかった。ところがこの本によるとシジュウカラの「ピーツピ」には「警戒しろ」、「ヂヂヂヂ」には「集まれ」の意味があって、「ピーツピ・ヂヂヂヂ」で「警戒して集まれ」になるという。何か餌になるものが大量にある時などに、仲間に知らせるために鳴くというのである。この鳴き方はもちろんタカやカラスなどが近づいた時にも使われるようだ。

著者の鈴木俊貴は現在では世界的に著名な動物言語学者で、シジュウカラの観察を20年ほど前の大学生の時から始めている。学部の卒論を書くために軽井沢にある大学の山荘に3ヶ月間滞在し、ヒマワリの種を置いてシジュウカラを集め、その鳴き声を記録し、その行動を観察したのである。その最初から「ピーツピ・ヂヂヂヂ」が「警戒して集まれ」になることはわかったのだが、それを実証するための観察が、その後大学院に進学し、博士論文を書き、動物行動学の雑誌に投稿する作業として十数年も繰り返されたのである。

多くの事例を得るためには巣箱をたくさん作り、毎年出かける必要がある。それは大変な作業だが、それを何より楽しんでやってきたことが、この本を読むとよくわかる。シジュウカラは街中でも良く見かける野鳥だが、それを見つける術もだんだんうまくなり、軽井沢に行かなくても観察できる機会が増えてくる。いやいや、ここまで来ると完璧なオタクだが、観察結果を逐次論文にして投稿し、それが次第に世界的な注目を集めるようになっていったのだから、読みながらもう感心するしかなかった。

しかもすごいのは、この研究の価値が単に野鳥の鳴き声の意味に限定されるものではないことだった。そもそもことばはギリシャのアリストテレス以来、人間しか話さないものだとされてきて、それは動物行動学においても自明の理だった。動物が鳴いたり吠えたりするのはことばになる以前の感情表現であって、そこには意味を伝える意図などはないとされてきたのである。著者はそこに疑問を呈して、シジュウカラがことばを使ってコミュニケーションをしていることを、豊富な観察記録から実証して見せたのである。

だから著者はその専門分野を「動物言語学」としているが、これは彼が命名し、最初に名乗った領域である。これが鳥類だけでなく、他の動物の研究にも応用されていく可能性があるはずだから、それがすごい発見であることは間違いない。そうであれば「動物言語学」が、日本でも盛んな霊長類研究などからなぜ生まれなかったのか不思議だが、「ことばを話すのは人間だけ」が邪魔をしたのだろう。もう一つ、この本がすごいのは、そんな最先端の研究なのに、ごく軽い読み物になっていることである。


2025年5月26日月曜日

観光客はありがた迷惑です

 

journal5-220.jpg河口湖に来る観光客がすごいことになっています。週末の混雑はずいぶん前からですが、最近は平日でも変わりません。おかげでゴールデン・ウィークの間は、どこにも出かけずに家に閉じこもることになりました。例年なら3月になったら、午後に自転車で湖畔を1周していたのですが、暖かくなる午後ではクルマも人もレンタル自転車もいっぱいで、とても出かける気にはなりませんでした。連休明けから、観光客がまだ動き出していない早朝に自転車に乗りはじめています。しかし、通勤のクルマがかなりあって、気をつけて走らなければなりません。何しろ河口湖周辺は宿泊施設や食べ物屋などが増えて、周辺から仕事に通ってくる人が多いのです。

その宿泊施設ですが、ネットで調べると、どこも数年前の1.5倍から2倍、あるいはそれ以上の料金になっています。家の近くにあるペンションは、修学旅行生を受け入れて何とかやっていたようですが、料金を倍にしても、予約が取りにくいほどににぎわっています。コロナ禍で患者の収容施設になっていた有名なビジネスホテルも、今ではけっこうな料金になっています。部屋に温泉があったり、豪華な食事を出すホテルは1泊2名で6万円とか7万円もしていますが、それでも予約が取りにくいようです。

高額になっているのはインボイスのせいで、河口湖に限らないようです。円安ですから倍になったからと言って、外国人は高いと思わないのかも知れません。それも欧米からの人に限らず、アジアからの人にとっても同様のようです。お金に余裕のない日本人の客はどこに泊まるんだろうと思いますが、貨物列車を改造した宿泊施設もあちこちに出来ていて、ここなら1泊2名で食事付きでも1万5千円程度で泊まれます。ここ数年はキャンプブームでもありますが、隣の西湖には平日からかなり多くの人がキャンプ場に訪れています。コロナ前なら自転車で走っても、クルマも人もほとんどいなかったのですが、今ではそうではありません。

このような現象は町にとってはいいことだと思います。何しろ人口減に悩む山梨県の中で、例外的に人口が増えているのです。町内には宿泊施設が700軒ほどあり、年間200万人を超える宿泊者数があるとされています。この急激な増加に対応して再来年から宿泊税を取ることにしたようです。富士登山をする人には昨年から2000円の入山料を取りはじめています。今年は静岡県も実施して、4000円に値上げされました。ただし、町に入る収入が町民に還元されているとは実感できません。感じるのは迷惑ばかりですから、コロナ禍の頃の閑散とした様子が懐かしく思われます。

隣町の富士吉田市は人口減に悩まされています。河口湖町と違って観光名所もなかったので、素通りされる町でしかなかったのですが、山の上の五重の塔と満開の桜越しに見える富士山がネットで紹介されると、急に観光客が集まるようになりました。商店街の真ん中に富士山が見えることで、シャッター通りに外人観光客がひしめくようにもなりました。かつては富士山の登り口で、御師(おし)の宿もたくさんあったのですが、5合目までのスバルラインが作られてからは、吉田口の登山道は閑古鳥状態でした。しかし浅間神社からの登山道を魅力的にする工夫なども計画されているようです。

梅雨の先触れのような天気でも、河口湖では湖越しに、あるいはコンビニの上の富士山を眺める場所に観光客が溢れています。これから夏にかけては富士山が雲に隠れる日が多いのですが、それでも人が減るわけではありません。そんな光景を見て「残念でした!」と口ずさみたくなるのは、意地悪爺さんの性でしょうか。




2025年5月12日月曜日

庭の野花と野菜畑

 

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松の木を伐採して日当たりがよくなったせいか、例年になく野花がきれいに咲いている。スミレ、タンポポ、ヤマブキ、エゴノキ、ハルリンドウ、それに深山鶯神楽なんてのもあった。それにしても撮った花の名前がすぐにわかるのだからスマホは便利だ。これまで何年もほとんど花をつけなかったミツバツツジが今年は見違えるほど元気に花をつけた。山で見かけるのはもっともっと花が多いのだが、これでもびっくりするほどだ。日当たりがよくなったせいだが、来年はもっとたくさん花をつけるだろうと期待している。

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ミョウガが出るところを耕して畑にした。茎は大きく伸びるのにミョウガがほとんどできなくなっていたからだ。ミョウガは周囲に広がって、実がつくのもそっちばかりになったから、思い切って2mx2m程の広さの畑にした。50cm程の深さに掘って、石をふるいにかけて取り除き、野菜用の肥料を土と混ぜて5つの畝を作った。そこにレタス、スナップエンドウ、ナス、キュウリ、アスパラ、トマト、ピーマン、シシトウ、それにサツマイモの苗を買ってきて植えてみた。後はジャガイモで、これは食用で少し芽が出たものを植えた。
まだ朝晩に寒くなるせいか成長が遅い。例外はスナップエンドウでみるみる伸びて花までつけはじめた。さてどれが収穫できるか。YouTubeを探すと育て方の注意を教えてくれるものがたくさん出てきた。そのつど参考にしようと思っているが、今年は初めだから収穫できなくてもいいと思っている。もっともレタスは時々数枚切り取って食べている。売っているものと比べると固いが、新鮮この上ないからありがたくいただいている。

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この他に桜の苗木や月桂樹、ラベンダーなどを買ってきて植えた。近くから採ってきたコスモスの種を蒔いたらたくさん芽を出してきた。ラベンダーも花をつけはじめている。隣地を買って松を伐採して、それを薪にした後は、日当たりのよくなったところに花や野菜を作りはじめている。いろいろ楽しみが増えて、庭を見回ることが多くなった。

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2025年3月31日月曜日

冬の仕事がんばった!!

 

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伐採した松を薪にした後、運んでもらった広葉樹の玉切りと薪割りを続けて、やっと終了した。12月から始めたから3ヶ月程かかり、腕は筋肉痛だし、指の関節も痛いが、何とかやり通した。ご覧の通りスイス積みが三つもできて壮観だ。それにしてもこの間、2月末まで全く雨が降らなかったから、ほとんど一日も休まなかったのである。ところが3月に入ると一転して雨が降り、雪も積もった。寒くなったと思ったら初夏のような陽気になり、また雪が降る。何かめちゃくちゃの天気で、今年は梅も桜もカタクリも戸惑っているようだ。

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やらなければならない仕事は他にもあって、ずっと気になっていた。玄関のウッドデッキが腐って穴があきはじめていたし、リビングのベランダは支えの木が腐って歩くと沈むようになっていた。休む間もなくその修理に取りかかったのである。ウッドデッキの木はホームセンターで調達し、ベランダにはウッドデッキからはずした木を利用した。天気予報を調べて、晴れている日を見計らってペンキを塗って仕上げるまでに数日。よく働くなと、我ながら感心した。

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forest208-8.jpg 春になって野鳥もにぎやかで、アカゲラが盛んに薪をつついている。家のまわりに積んだ薪もつつくから、餌付けしたら馴れるのではと思うほどだ。そんなわけで、ほとんどどこにも行かずに冬を過ごしたが、次は日当たりのいいところに小さな畑をつくって、じゃがいもでも植えてみようかと思っている。伐採した後に桜の苗木も植えたいし、実のなる林檎の木も植えてみたい。
山火事のニュースがあちこちから聞こえてくる。雨が全く降らなかった2月までは、我が家でもそれが心配だった。何しろ庭には枯れ草や枯れ枝がいっぱいで、一度火がついたらあっという間に燃え広がるだろうなと思っていたからだ。幸い雨や雪が続いて、もうすぐ草も生えはじめるから、その心配はなくなったが、スイス積みした薪が湿るのはかなわない。なかなかうまくは行かないものである。

2025年2月24日月曜日

喜寿を身体で実感する

 

とうとう数え年で喜寿になりました。薪割りをやり自転車にも乗って、まだまだ老いてはいないと思っていましたが、身体のあちこちに衰えが出始めたようです。毎年秋に町の健康診断を受けています。今まで再検査を指示されたことはなかったのですが、今回は二つありました。一つは肺に影があって、これは昨年もあったのですが、今年は再検査ということになりました。ただし昨年は右で今年は左ですから、同じ影が大きくなったというわけではなかったのです。

再検査の結果は特に問題なしでした。癌でもできていたらタバコはやめなければと覚悟しましたが、問題なしで吸い続けています。もう一つは左目で、これは自覚症状がありましたから、健康診断前に眼科で見てもらっていました。白内障の初期段階ということで、今後の経過を見ましょうと言われていました。明るいところから暗いところに行くと左目だけかすんでしまったり、左右の端が二重に見えるという症状は1年ほど前から出はじめていました。

悪玉コレステロール値が高いのは中年の頃から変わりません。心臓や脳の疾患の原因になると言われていますから、食事に気をつけ運動もしているのですが、数値はほとんど変わりません。揚げ物が原因かもと、油をオリーブオイルに代えたり、さしの入った肉は食べないようにして、野菜もたっぷり食べていますから、これ以上改善する余地はありません。体質の問題かなと、勝手に考えることにしています。

耳が聞こえにくくなっているのは、すでに補聴器を試した時に書きました。結局購入したのですが、その費用は何と50万円近くにもなりました。一番安いのは30万円程で買えましたが、出たばかりの新型で、しかもiPhoneで微妙な調整ができ、イヤホーン代わりに使える機能をつけたことで15万円も高くなりました.ここにはおそらく円安の影響もあったと思います。もっと精度を増そうとすれば100万円を超えるのですが、驚いたことに補聴器自体は同じで、使える機能をソフトで調整するだけで金額が大きく変わるのでした。

メガネに補聴器、それから入れ歯です。歯は若い頃から悪かったのですが、河口湖に来て薪割りをやったせいでしょうか。奥歯ががたがたになって、今では入れ歯なしでは食事もできない状態です。もうせんべいは食べないことにしていますが、好きなピーナッツは欠かせません。ところがそれによって歯茎に傷がよくつきます。それにほっぺたも噛んだりして、食事の時に気をつけるようになりました。がつがつとあっという間に食べるとパートナーに言われ続けてきましたが、今はゆっくり噛まないように気をつけて食べています。

ここのところ毎日、チェーンソーでの玉切りや薪割りを続けています。時間は午後の2時間だけですが、かなりの重労働だと思います。腕や足の関節や筋肉が痛いのは日常ですが、外見的にはまだ何とかなりそうです。身体を動かした方が体調には良い。それは確かですが、無理をすれば故障しますから、そのバランスに気をつけることが何より大事になってきた気がします。

2025年2月17日月曜日

松を片づける

 

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伐採した松の小枝を片づけた後は、いよいよ幹の玉切りと薪割りである。太いの細いの含めて長さ3mで24本の原木だが、どこまでできるのか。上に乗った木から玉切りをしておよそ1ヶ月で16本を切り、そのほとんどを薪にした。薪は二つのスイス積み(ホルツハウゼン)にして中を空洞ではなく枝を積めることにした。これはYouTubeで倒れにくくなり、しかも中も乾くとあったのを見つけたからだ。そうすると一度スイス積みにした枝のほとんどを中に入れることができた。上には雨よけにとカラマツの皮を敷き詰めた。

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forest207-6.jpg この冬は12月から厳しい寒さで、薪の消費量も多かった。煙の苦情を避けるために昼間は燃やさないが、それでも薪の減り方はすごかった。2年以上乾かした薪の残量は右(→)だけになったから2月末までも持たないだろう。1月中旬から春めいてきたのに超弩級の寒波到来で一気に減ってしまったのである。さてこの後どうなるか。来冬用に予定していた1年ちょっと乾かした薪を使うことになるが、幸い、また原木をもらったから、松と合わせて使えば、この先数年は大丈夫だろうと思う。まだしばらく玉切りと薪割りをしなければならないが、冬を快適に過ごすためにはそれなりの苦労と努力がいるのである。

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forest207-9.jpgところで、カラマツの皮をはぐ作業をしていると、たくさんの幼虫が出てきた。それを皿に集めて鳥の水場に置くと翌朝にはほとんど食べられていた。その味を覚えたのか、その後には薪割りしている時に鳥がまわりをうろうろするようになった。多分ヒヨドリだろうと思う。ここにはアカゲラが来るしシジュウカラやジョウビタキも来る。数日見ていると、いろんな鳥がやって来た。

2025年1月6日月曜日

この冬は寒い

 

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霧ケ峰から白樺湖に行くビーナスラインから見た富士山。左に八ケ岳、右に南アルプスで、横綱の土俵入りのようだ.

11月まで雨ばかりで気温も高かったのに、12月になったら急に寒くなって、ずっと晴れの日が続いている。おかげで薪の消費量が半端ないほどで、このまま寒い日が続いたらどうしようと心配するようになった。もっとも昨年も季節が早く過ぎて、立春を過ぎたら暦通りに春めいてきたから、この冬もそうなるだろうと期待はしている。

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伐採した木の枝は太いものは二つに割って上左のように積み上げた。晴れが続いたので毎日少しずつやって、大体済んだところで、次はもっと細い枝に取りかかった。物置きの後ろに積み上げたのだが、まだ済んでいないのに上右のような量になった。ここまでやったら次は大木である。できるだけ細いものから玉切りにしたが、次は斧で割ってアルプス積みをしなければならない。その後にはご覧のような太いものが残っている。

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この冬は購入したミズナラやクヌギだけでなく、一昨年付近で集めた枝打ちされた桜や、倒れた栗の木を燃やしている。栗は火力が弱いくせによくはじけてぱちぱちうるさいほどである。対照的に桜の枝はよく燃えて温度も上がる。来冬からは松も燃やさなければならないが、松は脂分が多いから高温になってストーブを傷めると言われている。しかし、ネットで調べるとよく乾かして燃やせば大丈夫だとあった。広葉樹と混ぜてつかうことにするから、一年前に知人からいただいたミズナラなどや、春に伐採した栗や桜と一緒に燃やすことになるだろう。松はたくさんあるから、うまく使えば再来冬までは持つかも知れない。

いずれにしても、冬を暖かく過ごすためには大変な努力がいるのである。そろそろ薪割り機を買おうかと考えはじめているが、手動でどれほど割ることができるのか。と言ってエンジンや電動までは使う気にならない。