・MLBが始まって、今年もテレビ観戦が一日の中心になりました。きこりや大工仕事が終わったところで切りがいいのですが、運動不足になりますから、自転車にも乗ろうと思っています。ところがここのところ雨ばかりで、まだ一度も走っていません。観光客でにぎやかですから早朝になるでしょう。 ・今年もドジャースはアジアでの開幕で、東京ドームはにぎやかでした。何しろカブスが相手で、大谷、山本、佐々木に今永、鈴木と、日本人選手が5人も勢ぞろいしたのです。阪神や巨人との試合も含めて超満員で、テレビ視聴率も驚くほどでしたから、MLBは日本での開催を常態化するかも知れません。と言っても来年はWBCですから、春の盛り上がりはまた別のものになるでしょう。 ・ワールドシリーズを制覇したドジャースは、オフにさらに戦力をアップさせました。攻守にわたってもう穴がないほどで、力があってもマイナーで我慢しなければならない選手が大勢います。その力は予想通りで、ドジャースは開幕から8連勝し、どの試合も危なげなく勝ってきました。強すぎて面白くないといった声も聞こえますが、唯一、佐々木朗希投手が気になっていました。 ・東京ドームではいきなり100マイルの球を投げて、観客席からどよめきが起こりましたが、明らかに力みすぎで、ストライクが入らずに降板しました。ドジャー・スタジアムでの2戦目はもっとひどくて、全くストライクが入らず、早々降板した後に、涙目をして散々批判されました。フィラデルフィアでの3戦目も初回に1点取られましたが、制球力はあって、何とか四回まで投げることができました。強敵のフィリーズ相手に試合を作ったのですから、自信になったことだろうと思います。 ・今年は日本人投手の存在が目立ちます。山本投手はプレイオフでの力を持続していますし、今永投手も安定したピッチングをしています。エンジェルスに移った菊地投手はエースですし、メッツの千賀投手もカムバックできそうです。30代の半ばになってメジャーに挑戦した菅野投手はその制球力のよさが目立っています。大谷選手の復帰がいつになるのかわかりませんし、ダルビッシュ投手も故障していますが、全員そろったら壮観だと思います。 ・東京での開催の大成功や日本人選手の活躍で、メジャーリーグでの日本の位置づけが上がっています。何しろ大谷選手はメジャーで一番の成績を上げているだけでなく、広告収入や観客動員でドジャースはもちろん、他チームやMLB機構に恩恵をもたらしているのです。もちろん大谷選手の収入は飛び抜けていて、野球だけでなく他のプロスポーツ選手と比べても、トップに君臨するほどなのです。 ・トランプ大統領の関税政策で世界中が大混乱ですが、クルマの輸出に依存している日本経済の先行きも危ぶまれています。よい話がまるでないなかで、大谷選手を始めとしたメジャーで活躍する選手が目立っています。テレビでは一日中話題にされていますし、ニュース番組でも大谷一辺倒です。それに民放での大谷選手のCMですから、これは大谷ハラスメントだといった批判が起こるのも無理はないでしょう。野球に興味のない人には腹立たしいことだと思います。MLBで日本人選手が活躍すればするほど、日本のダメさ加減が目立ってしまう。そんな皮肉な印象を持ってしまう今日この頃です。 |