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2025年6月23日月曜日

丸太富士と野鳥の巣箱

 

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伐採した松の木を薪にした後に残った大木をどうするか(下左)。あれこれ考えて、富士山を作ってみることにした。一番細い木をまず、一人で起こせる110cmの長さに切って、その3本を中心に置き、後は細いものから太いものへ90cm、70cm、50cm、30cmと刻んで、まわりに並べていった。丸太の間はおがくずや皮で埋めて完成。早速パートナーが山登りをした。我が家の海抜は850mほどあるから、丸太富士の頂上は851mということになる。ほんのわずかだが、上に登ると景色が変わって見えるから不思議だ。

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野菜畑で順調なのはスナップエンドウだけで、これはもうおいしくいただいた(左上)。プチトマトやキュウリも花が咲いて小さな実がつきはじめているから、もう少ししたら食べられるかも知れない(右上)。アスパラガスは細いのが数本出てきたが、1年目はそのままにして根を育てた方がいいようだ(左下)。ジャガイモはひょろひょろと背丈が伸びてしまっている。調べると栄養過多とあった(右下)。アンデスの痩せた土地で育ったのだから、次から日当たりのいい所に肥料を入れない畑を作ろうと思う。

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先週紹介した『僕には鳥の言葉がわかる』に触発されて巣箱を二つ作って松と欅につけた。もう子育てが済んでいるから入らないと思うが、一度だけ覗きに来たのを見かけた。来年のためにもっと作ってみようか。シジュウカラの入り口は28mmとあった。他の野鳥のために、大きさもいろいろ変えてみようと思っている。

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2025年6月9日月曜日

プログレを聴きながら

 

「プログレ」は1960年代末ぐらいに登場したロック音楽のジャンルで、僕はその最初の頃からよく聴いていた。一番は「ピンクフロイド」だが、他にも「キングクリムゾン」や「イエス」などのバンドがあって、特に前衛的なミュージシャンとしてはフランク・ザッパがいた。同時代に流行したポップアートやドラッグ・カルチャーと融合して、70年代から80年代にかけて隆盛を誇っていたが、90年代以降にはあまり聴かれなくなった。

そのプログレが、今はYouTubeでライブやAIを駆使した動画とともに聴くことができる。僕はちょっと前からパソコンを使っている時によく聴いている。たとえばピンクフロイドの作品は、CDはもちろんレコードでもその大半を持っているが、聴くのはもっぱらYouTubeである。レコードはすでに聴きすぎて雑音ばかりだし、そもそもプレイヤーが壊れてしまっている。CDはというと、これも聴くことがほとんどないから、開けるとカビが目立って、きれいにしなければ聴けなかったりする。

moon1.jpg ピンクフロイドの代表作は「狂気」だが、「神秘」「原子心母」「アニマルズ」「ザ・ウォール」「炎」などのアルバムがあって、1983年の「ファイナル・カット」で解散ということになった。リーダーのロジャー・ウォーター抜きで、その後もいくつかのアルバムを出したが、作品のほとんどを作っていたロジャーぬきでは今一つという感じだった。もっともボーカルとギターを担っていたのはデヴィッド・ギルモアだったから、ヒット曲を演奏するライブには影響なく、僕はそのロジャー・ウォーター抜きのピンクフロイドのライブを1988年に大坂城ホールで聴いて堪能したことを覚えている。

その後、キングクリムゾンやイエスのライブにも出かけたが、もうプログレの全盛期を過ぎていたこともあって、会場が小さかったにもかかわらず観客は少なかった。ただすべてのバンドに共通していて、音の良さはもちろん、照明や舞台の背景に映る画像なども楽しむことができたから、どのライブも満足した。

そんなジャンルは今ではほとんど消滅しているが、音楽そのものは古くさくないと僕は思っている。だからフォークソングなどには懐かしさを感じても、プログレはそうではない。何かクラシック音楽を聴くような気持ちだと言ってもいいだろう。音に集中して瞑想するように聴いてもいいし、何かをやりながら背景音楽として聴いてもいい。あるいはクルマを運転しながらというのも悪くない。

というわけで、ピンクフロイドを初めとしたプログレは、僕にとっては今でも良く聴く音楽になっている。パソコンで何か作業をしながら、クルマを運転しながら、自転車をこいで補聴器から、そして薪割りをしながらイヤホンでと、すっかり定番になっている。

2025年5月19日月曜日

米の値段について

 

米の値段が倍以上になった。その急激な値上がりは信じられないほどだが、政府が備蓄米を放出しても効き目はないようだ。なぜこうなったのか。一番の理由は昨年の夏に米の供給量がひっ迫して値段が上がり始めた時に、政府が素早く対応して備蓄米を放出しなかったことだろう。新米が出回りはじめれば価格は落ち着く。そんな見通しだったのかも知れないが、価格はさがるどころかどんどん上がってしまい、政府が備蓄米の放出を決めたのは、今年の2月になってからだった。

この時点ですでに半年遅れだが、その備蓄米が市場にほとんど出回らないことで、価格はさらに上がり続けている。理由は流通経路に隘路があることや、備蓄米さえ買いだめしている業者がいるといった疑念が指摘されているが、備蓄米を買えば1年以内に政府に戻すことが義務づけられていることが一番だったようだ。そこで政府は1年ではなく5年にすると発表した。さてこれで、備蓄米が大量に出回って、価格が値下がりするのだろうか。

政府や農水省の対応の悪さに呆れるばかりだが、米は今の価格でも高くはないといった発言も聞こえてくる。米を作ってもそれ相当に収入が得られるわけではない。そんな農民の声が多く聞かれるからだ。米の消費量はずっと減り続け、それに対応して減反政策が採られて来たのだが、田を畑に代えることはそう簡単ではなかったようだ。

農業従事者の多くは他に仕事を持つ兼業農家が大半だから、収入が得られなければやめるだろうし、高齢化で引退といった人たちも増えてきている。何しろ農業従事者の平均年齢は70歳に近づいていて、65歳以上が70%という現状になっているのである。それ相当の収入が得られなければ、若い人の中に農業をやろうという気持ちが起こらないのは当然のことなのである。

僕の家の周辺にも田畑はたくさんある。しかし、田んぼがブルーベリーやサクランボ、あるいはワイン用の葡萄畑などに変わり、草ぼうぼうの放棄地になったところも少なくない。農業の衰退は周囲の様子を見ればすぐ分かることである。

最近の物価の値上がりは米に限らないが、急に倍以上になるというのは異常という他ないだろう。それは価格をずっと抑えてきた政府の農業政策にこそ問題があったのかもしれない。その意味では、現在の米価を適正なものとして、それを農家の収入の上昇に向けることが懸命だと言えるだろう。育ち盛りの子どもがいて大変な過程もあるだろうが、それは食料品にかかる消費税を廃止したり、低所得者への減税や補助などで対応すべきことだと思う。

もちろん、それで若い人の中に農業をやってみようという意欲がわくわけではないだろう。しかし日本の食料自給率は4割を切り、飼料の自給率は3割を切って、化学肥料はほぼ100%輸入に頼っているのである。最近の国際情勢や気候変動などを考えれば、自給率を高めることが喫緊の課題であることは明らかなはずだ。農業従事者の大半が定年退職の時期にさしかかっている現状を見るにつけ、日本の食の現状と近未来こそが、一番の危機なのではと心配してしまう。

2025年5月12日月曜日

庭の野花と野菜畑

 

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松の木を伐採して日当たりがよくなったせいか、例年になく野花がきれいに咲いている。スミレ、タンポポ、ヤマブキ、エゴノキ、ハルリンドウ、それに深山鶯神楽なんてのもあった。それにしても撮った花の名前がすぐにわかるのだからスマホは便利だ。これまで何年もほとんど花をつけなかったミツバツツジが今年は見違えるほど元気に花をつけた。山で見かけるのはもっともっと花が多いのだが、これでもびっくりするほどだ。日当たりがよくなったせいだが、来年はもっとたくさん花をつけるだろうと期待している。

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ミョウガが出るところを耕して畑にした。茎は大きく伸びるのにミョウガがほとんどできなくなっていたからだ。ミョウガは周囲に広がって、実がつくのもそっちばかりになったから、思い切って2mx2m程の広さの畑にした。50cm程の深さに掘って、石をふるいにかけて取り除き、野菜用の肥料を土と混ぜて5つの畝を作った。そこにレタス、スナップエンドウ、ナス、キュウリ、アスパラ、トマト、ピーマン、シシトウ、それにサツマイモの苗を買ってきて植えてみた。後はジャガイモで、これは食用で少し芽が出たものを植えた。
まだ朝晩に寒くなるせいか成長が遅い。例外はスナップエンドウでみるみる伸びて花までつけはじめた。さてどれが収穫できるか。YouTubeを探すと育て方の注意を教えてくれるものがたくさん出てきた。そのつど参考にしようと思っているが、今年は初めだから収穫できなくてもいいと思っている。もっともレタスは時々数枚切り取って食べている。売っているものと比べると固いが、新鮮この上ないからありがたくいただいている。

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この他に桜の苗木や月桂樹、ラベンダーなどを買ってきて植えた。近くから採ってきたコスモスの種を蒔いたらたくさん芽を出してきた。ラベンダーも花をつけはじめている。隣地を買って松を伐採して、それを薪にした後は、日当たりのよくなったところに花や野菜を作りはじめている。いろいろ楽しみが増えて、庭を見回ることが多くなった。

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2025年4月21日月曜日

補聴器で音楽を聴く

 

ear5.jpg 補聴器を購入して3ヶ月経った。お試し期間からは半年近く過ぎているから、もうずいぶん馴染んできた。iPhoneで状況に合わせたパターンを自分で作って、大体こんなもんかという感じになっている。使っていてまず気づいたのは、聞きたい音が時によって前だったり、横だったりすることだ。たとえばテレビを見ている時は、前からの音を強調するパターンにする。そうすると横や後ろの音が邪魔になりにくくなる。パートナーと一緒にクルマに乗っている時は、左からの音を強調すると、彼女の声が聞き取りやすくなる。そんなふうにして、必要なパターンをいくつか作ってみた。

補聴器をつけていれば、iPhoneに電話がかかってきても、音は直接耳に届く。これまで耳に当てても聞きにくいことがあって、iPhoneから音が出るようにして使っていたが、そうすると相手には聞きづらくなるようで、「もしもし?」と言われることが多かった。しかし、補聴器をつけてからはそれがなくなった。iPhoneを耳ではなく口元に持ってきて話ができるからだ。

ear6.jpg この機能はもちろん、イヤホンとして音楽を聴くことにも使える。ぼくはiPhoneで動画を見ることはないが、持っているCDのほとんどを入れていて、イヤホンで聴いてきたから、それが補聴器でもできるのは便利である。音楽を聴くのは主に自分の部屋やクルマに乗る時などで、一人で聴く時にはボリュームを上げればいいから補聴器はいらない。しかし、たとえば自転車に乗っている時や外で薪割りなどの作業をしている時には、イヤホンで音楽を聴いてきた。

あたりまえだが、補聴器から聞こえる音はイヤホーンには劣っている。音楽用のパターンもあるし、イコライザーでも調節できるが、やっぱり限界がある。高品質のイヤホンにある重低音の強調はできないし、音が硬く薄っぺらな印象がある。ただし、イヤホンと違って外の音を遮断しないから、自転車に乗っている時は補聴器の方がいい。それに、イヤホンをつけて自転車に乗るのは条例で禁止されている場合があるし、道交法でも26年までに実施されるのである。もっとも、チェーンソーを使う時にはイヤホンを使うことにしている。エンジン音にかき消されて音楽は聞こえないが、耳を守るために少しは役立っていると思うからだ。

そんなわけで、耳にはいつも何かが入っているのだが、耳たぶにかかる負担も増している。メガネをかけ、時にはオーバーサングラスもつけて、必要な時にはマスクもする。マスクやメガネをはずした時に補聴器が一緒に外れないようにするためには、どういうふうにつけたらいいか。メガネは補聴器の内側にかけ、マスクは補聴器の外側にする。そうすれば外れないことがわかったのだが、これがなかなか面倒で、メガネをとった瞬間に補聴器も外れたりするし、マスクも同様になることが多い。耳たぶが痛くなることはないが、なんともやっかいなことである。

2025年3月31日月曜日

冬の仕事がんばった!!

 

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伐採した松を薪にした後、運んでもらった広葉樹の玉切りと薪割りを続けて、やっと終了した。12月から始めたから3ヶ月程かかり、腕は筋肉痛だし、指の関節も痛いが、何とかやり通した。ご覧の通りスイス積みが三つもできて壮観だ。それにしてもこの間、2月末まで全く雨が降らなかったから、ほとんど一日も休まなかったのである。ところが3月に入ると一転して雨が降り、雪も積もった。寒くなったと思ったら初夏のような陽気になり、また雪が降る。何かめちゃくちゃの天気で、今年は梅も桜もカタクリも戸惑っているようだ。

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やらなければならない仕事は他にもあって、ずっと気になっていた。玄関のウッドデッキが腐って穴があきはじめていたし、リビングのベランダは支えの木が腐って歩くと沈むようになっていた。休む間もなくその修理に取りかかったのである。ウッドデッキの木はホームセンターで調達し、ベランダにはウッドデッキからはずした木を利用した。天気予報を調べて、晴れている日を見計らってペンキを塗って仕上げるまでに数日。よく働くなと、我ながら感心した。

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forest208-8.jpg 春になって野鳥もにぎやかで、アカゲラが盛んに薪をつついている。家のまわりに積んだ薪もつつくから、餌付けしたら馴れるのではと思うほどだ。そんなわけで、ほとんどどこにも行かずに冬を過ごしたが、次は日当たりのいいところに小さな畑をつくって、じゃがいもでも植えてみようかと思っている。伐採した後に桜の苗木も植えたいし、実のなる林檎の木も植えてみたい。
山火事のニュースがあちこちから聞こえてくる。雨が全く降らなかった2月までは、我が家でもそれが心配だった。何しろ庭には枯れ草や枯れ枝がいっぱいで、一度火がついたらあっという間に燃え広がるだろうなと思っていたからだ。幸い雨や雪が続いて、もうすぐ草も生えはじめるから、その心配はなくなったが、スイス積みした薪が湿るのはかなわない。なかなかうまくは行かないものである。

2025年2月24日月曜日

喜寿を身体で実感する

 

とうとう数え年で喜寿になりました。薪割りをやり自転車にも乗って、まだまだ老いてはいないと思っていましたが、身体のあちこちに衰えが出始めたようです。毎年秋に町の健康診断を受けています。今まで再検査を指示されたことはなかったのですが、今回は二つありました。一つは肺に影があって、これは昨年もあったのですが、今年は再検査ということになりました。ただし昨年は右で今年は左ですから、同じ影が大きくなったというわけではなかったのです。

再検査の結果は特に問題なしでした。癌でもできていたらタバコはやめなければと覚悟しましたが、問題なしで吸い続けています。もう一つは左目で、これは自覚症状がありましたから、健康診断前に眼科で見てもらっていました。白内障の初期段階ということで、今後の経過を見ましょうと言われていました。明るいところから暗いところに行くと左目だけかすんでしまったり、左右の端が二重に見えるという症状は1年ほど前から出はじめていました。

悪玉コレステロール値が高いのは中年の頃から変わりません。心臓や脳の疾患の原因になると言われていますから、食事に気をつけ運動もしているのですが、数値はほとんど変わりません。揚げ物が原因かもと、油をオリーブオイルに代えたり、さしの入った肉は食べないようにして、野菜もたっぷり食べていますから、これ以上改善する余地はありません。体質の問題かなと、勝手に考えることにしています。

耳が聞こえにくくなっているのは、すでに補聴器を試した時に書きました。結局購入したのですが、その費用は何と50万円近くにもなりました。一番安いのは30万円程で買えましたが、出たばかりの新型で、しかもiPhoneで微妙な調整ができ、イヤホーン代わりに使える機能をつけたことで15万円も高くなりました.ここにはおそらく円安の影響もあったと思います。もっと精度を増そうとすれば100万円を超えるのですが、驚いたことに補聴器自体は同じで、使える機能をソフトで調整するだけで金額が大きく変わるのでした。

メガネに補聴器、それから入れ歯です。歯は若い頃から悪かったのですが、河口湖に来て薪割りをやったせいでしょうか。奥歯ががたがたになって、今では入れ歯なしでは食事もできない状態です。もうせんべいは食べないことにしていますが、好きなピーナッツは欠かせません。ところがそれによって歯茎に傷がよくつきます。それにほっぺたも噛んだりして、食事の時に気をつけるようになりました。がつがつとあっという間に食べるとパートナーに言われ続けてきましたが、今はゆっくり噛まないように気をつけて食べています。

ここのところ毎日、チェーンソーでの玉切りや薪割りを続けています。時間は午後の2時間だけですが、かなりの重労働だと思います。腕や足の関節や筋肉が痛いのは日常ですが、外見的にはまだ何とかなりそうです。身体を動かした方が体調には良い。それは確かですが、無理をすれば故障しますから、そのバランスに気をつけることが何より大事になってきた気がします。

2025年2月17日月曜日

松を片づける

 

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伐採した松の小枝を片づけた後は、いよいよ幹の玉切りと薪割りである。太いの細いの含めて長さ3mで24本の原木だが、どこまでできるのか。上に乗った木から玉切りをしておよそ1ヶ月で16本を切り、そのほとんどを薪にした。薪は二つのスイス積み(ホルツハウゼン)にして中を空洞ではなく枝を積めることにした。これはYouTubeで倒れにくくなり、しかも中も乾くとあったのを見つけたからだ。そうすると一度スイス積みにした枝のほとんどを中に入れることができた。上には雨よけにとカラマツの皮を敷き詰めた。

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forest207-6.jpg この冬は12月から厳しい寒さで、薪の消費量も多かった。煙の苦情を避けるために昼間は燃やさないが、それでも薪の減り方はすごかった。2年以上乾かした薪の残量は右(→)だけになったから2月末までも持たないだろう。1月中旬から春めいてきたのに超弩級の寒波到来で一気に減ってしまったのである。さてこの後どうなるか。来冬用に予定していた1年ちょっと乾かした薪を使うことになるが、幸い、また原木をもらったから、松と合わせて使えば、この先数年は大丈夫だろうと思う。まだしばらく玉切りと薪割りをしなければならないが、冬を快適に過ごすためにはそれなりの苦労と努力がいるのである。

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forest207-9.jpgところで、カラマツの皮をはぐ作業をしていると、たくさんの幼虫が出てきた。それを皿に集めて鳥の水場に置くと翌朝にはほとんど食べられていた。その味を覚えたのか、その後には薪割りしている時に鳥がまわりをうろうろするようになった。多分ヒヨドリだろうと思う。ここにはアカゲラが来るしシジュウカラやジョウビタキも来る。数日見ていると、いろんな鳥がやって来た。

2025年1月6日月曜日

この冬は寒い

 

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霧ケ峰から白樺湖に行くビーナスラインから見た富士山。左に八ケ岳、右に南アルプスで、横綱の土俵入りのようだ.

11月まで雨ばかりで気温も高かったのに、12月になったら急に寒くなって、ずっと晴れの日が続いている。おかげで薪の消費量が半端ないほどで、このまま寒い日が続いたらどうしようと心配するようになった。もっとも昨年も季節が早く過ぎて、立春を過ぎたら暦通りに春めいてきたから、この冬もそうなるだろうと期待はしている。

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伐採した木の枝は太いものは二つに割って上左のように積み上げた。晴れが続いたので毎日少しずつやって、大体済んだところで、次はもっと細い枝に取りかかった。物置きの後ろに積み上げたのだが、まだ済んでいないのに上右のような量になった。ここまでやったら次は大木である。できるだけ細いものから玉切りにしたが、次は斧で割ってアルプス積みをしなければならない。その後にはご覧のような太いものが残っている。

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この冬は購入したミズナラやクヌギだけでなく、一昨年付近で集めた枝打ちされた桜や、倒れた栗の木を燃やしている。栗は火力が弱いくせによくはじけてぱちぱちうるさいほどである。対照的に桜の枝はよく燃えて温度も上がる。来冬からは松も燃やさなければならないが、松は脂分が多いから高温になってストーブを傷めると言われている。しかし、ネットで調べるとよく乾かして燃やせば大丈夫だとあった。広葉樹と混ぜてつかうことにするから、一年前に知人からいただいたミズナラなどや、春に伐採した栗や桜と一緒に燃やすことになるだろう。松はたくさんあるから、うまく使えば再来冬までは持つかも知れない。

いずれにしても、冬を暖かく過ごすためには大変な努力がいるのである。そろそろ薪割り機を買おうかと考えはじめているが、手動でどれほど割ることができるのか。と言ってエンジンや電動までは使う気にならない。

2025年1月1日水曜日

Happy New Year !


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明けましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします


自分では今一つピンと来ないのですが、数え年で77歳、喜寿になります。歳もとったりですが、一応元気です。母が96歳でなくなり、父の待つ墓に納骨しました。ピンと来ないのは、親がまだ生きていたせいかも知れません。この歳になると、親族や知り合いはもちろん、敬愛していた人、お気に入りの人などが次々と亡くなっていくものだと、改めて実感しました。そういえば、この欄でも、ここ数年、亡くなった人たちを追悼することが多くなりました。

喜寿とは言え、森の中で生活していると、やらなければならないことが次々やって来ます。何しろ他にやってくれる人はいないのです。隣地を購入して、大木になった松の木を伐採しましたが、その後片づけが大変でした。詳しくは次週に「森の生活」に書きますが、毎日毎日少しずつという感じで、続けています。

それにしても物騒な世の中になったもんだと思います。ネット上で闇バイトを募り、民家に押し入らせるという事件が多発しています。老人暮らしの身としては、我が家にやって来たらどうしようか、と本気に心配になりました。押し入ってどれほどの金品が奪えるというのでしょうか。現金は必要最小限しかなく、宝石などは何もない我が家には、たとえ入ったとしても、手に入るものは何もないのです。

もっとも侵入や侵略は国のレベルでも盛んです。ロシアにしてもイスラエルにしても、世界中から非難を浴びてもどく吹く風で大威張りなのです。街を破壊し、人を殺すことが平然と行われるさまをくり返し見せられた1年だったように思います。我が家ではパレスチナ・オリーブをずっと購入してきましたが、オリーブ畑がイスラエルに荒らされ、占領されて手に入りにくくなっています。

世の中暗いことばかりですが、大谷選手の活躍は見事で、半年間、ワールドシリーズに勝つところまで、十分に堪能しました。シーズン始めにいろいろあってしんどかったと思いますが、そのメンタルの強さには驚かされました。もう彼のような選手は二度と現れないでしょう。一体今年はどんな成績を残すのか、今から開幕が待ち遠しいです。