2018年2月19日月曜日

四国遍路中です

 

sikoku1.jpg ・15日から、2週間の予定で四国遍路に出かけている。初日は家から新東名、新名神、中国自動車道を経由して、淡路島で一泊した。京都から東京に引っ越した後、京都までは何度も車で来たが、それ以西は久しぶりだった。明石大橋を渡ったのはもう20年以上前になる。懐かしいと言うよりは、初めての景色のようだった。瀬戸内海を眺める宿だったが曇り空で、時折小雨も降る陽気だったから、眺めはよくなかった。

 

sikoku2.jpg ・お遍路は2日目から始めた。さすがに2月だから、お遍路さんの姿はちらほらだ。1番札所の霊山寺で納経帳を買った。白装束も着ないし、袈裟もかけない。金剛杖も持たない。いつもの服装でお参りだが、帽子や手袋やサングラスぐらいはとっておかねば。しかしうっかり忘れてしまう。そもそも何をお願いしたらいいのか。退職して人生の一区切りのつもりだが、弘法さんにお礼をする必要もないから、ついつい、何も考えずにただ手を合わせるだけになってしまう。

sikoku3.jpg・徳島市内の札所は隣接しているから、次々訪ねて、2時過ぎには予定の10箇所が済んだ。途中、とんでもなく細い道や曲がりくねった山道があって、アウトバックでは慎重にならざるを得なかった。予定よりかなり早かったのは、お寺での滞留時間が少ないせいだろう。お経を読んでいる人もいれば、線香やろうそくをその都度立てている人もいた。信心深さは人それぞれ、お願いしたり、感謝したりすることもひとそれぞれ。最終日の予定を楽にするために、香川県の最後の88番寺にも行った。中抜けだが結願。2日めの宿は徳島市内を見下ろす眉山の山頂にあって、ここに連泊して、お遍路は2日で17番寺まで済んだ。

sikoku4.jpg ・お遍路3日目は18番から23番まで。札所には車ではきつい山道もある。12番の焼山寺と、20番の鶴林寺はすれ違いのできない細い道が続いた。海抜も高く雪が残り、氷も張っていた。21番の太龍寺には、車で行けるのか何の表示もなかったから、ロープウェイを使った。往復2400円。弘法大師が座禅を組んだという山頂には銅像があって、ロープウェイからよく見えた。まだ始まったばかりだが、四国にとっての弘法さんの存在の大きさを実感し始めている。帰ったら、空海について、本でも読んでみようかなと思う。

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unknownさんではなく、何か名前があるとうれしいです。