・今年の冬は最初から寒い。早朝の気温は12月に入ってずっと零下が続いていて、-7度なんて日もあった。さすがに昼間には4、5度まで上がるが、とても自転車に乗る気にはなれない。実際、11月は湖畔のもみじ祭に人が集まって控えていたし、たまに出かけてパンクをしたりして、ほとんど出かけなくなった。こうなると、再開するのは来年の三月末ということになるだろうと思う。
・代わりに午後の1、2時間、ほぼ毎日、薪割りをしている。原木を買っているストーブ屋さんに在庫がなくて、太い木ばかりがやってきた。最大では直径が70cmもあって、チェーンソーで玉切りするのも一苦労だった。それでも毎年買う8㎣の玉切りは済んで、薪割りも6割ほどまでやった。仕事始めは寒くてジャンパーを着ていても、次第に汗をかくほどになる。一枚一枚と脱いで最後はTシャツ一枚になるのだが、休憩時にはまた着込まないとすぐに寒くなる。
・大学は週一回だが、12月の前半はゼミの卒論集作りで忙しかった。パソコンをにらんでの作業だから、肩は凝るし目もしょぼしょぼする。その意味では、薪割りはリフレッシュにはちょうどいい。卒論集もいよいよ最後で、30年近く続けてきた仕事もこれでおしまいだ。さて最終号の中身はどうか。来年早々には出来上がるから、またここで紹介する予定だ。
・もう一つ、学部の紀要で僕の退職記念号が来年の3月に出る。型どおりではなく、僕の著書の書評集にした。お世話になった人や院の卒業生に書いてもらったが、この編集も自分でやった。この記念号についても、出版されたら、ここで紹介しようと思う。こうして、一つひとつ、けじめをつけていくと、少しずつ、仕事の終わりに近づいていることを実感する。「やれやれ」とは思うが、さみしさはない。本当にさみしくなるのは、大学に行かなくなったり、家での作業がなくなったりしてからなのかもしれない。
・新しい車は、機能がいろいろあって、それらを試して面白がっている。32ギガのSDカード一杯に音楽を入れたし、iPhoneも接続できる。高速道路ではステアリングが勝手にレーンを維持しようとして動くから、力を込めてそれに逆らってみたりもする。キーをもって近づくと、LEDのライトが点灯するから、まるで「お待ちしてました」と言われたような気にもなる。2月には長期間のドライブ旅行を計画しているから、その時までには、必要なものは使いこなせるようにしておこうと思っている。
・その車で、浜名湖の北にある月という村に行った。天竜川沿いで、源氏の落人が祖先らしい。秋野不矩美術館により、往復は新東名で110kmの制限速度を経験した。トラックは80kmで追い越し車線は110kmどころではない車が走っているから、車線変更に忙しかった。
・先日は八ヶ岳の清泉寮まで行ってカレーを食べた。間近の八ヶ岳は富士山同様に雪がほとんどない。ずっと晴天で、日本海の雪もここまでは届かないようだ。