2003年10月20日月曜日

『ポピュラー文化論を学ぶ人のために』への反応

  

『ポピュラー文化論を学ぶ人のために』が出版されてから1カ月近くたちました。まだ書評などはでていませんが、メールやハガキでの反応は届いています。すべて献呈した方々からのもので、内容にふれたものはほとんどありません。またBBSにも何人かの方に書き込んでいただきました。
反応があるというのはうれしいものです。すぐに返事をくれる方には感謝!感謝ですが、実は、ぼくは本をもらっても返事を出さないことの方が多いのです。おもしろそうなものなら読んでから、ひょっとしたらレビューの材料になるかも、などと思いつつ時間がたって返事をしそこなう。申し訳ないと思いつつ、このパターンをくり返しています。ですから、献呈して返事が来ないからと言って、腹を立てたりもしません。こちらが勝手に送りつけたのですから、返事はないのが当たり前。ただ、じぶんが送り手になるたびに、たとえ読みそうにない本でも、すぐにお礼のハガキやメールを出さねばと戒めることにはしています。今回もそんな気持を新たにしました。

この頃の学生さんにうまく受け入れてもらえるかしら、と気になりますが、なにはともあれお仕事一段落されたことお目出とうございます。(S.N.)

ハードからポップまでの議論がバランスよく配置されつつ、深味もあって、読み応えがありそうです。学生さんへの紹介というよりは、まずは自分が読みたいという感じです。(M.F.)

理論的な入門書として、たいへん便利な本のように思われます。ありがとうございました。(S.I.)

なかなか出ないので、なにかあったのかと心配していました。最初と最後を読み、目次をながめ、索引や文献案内を見ながら、丁寧にお仕事をされたことを感じました。このようなテーマで卒論を考える学生さんはおおく、彼らにとってはとても役に立つ文献だと思います。(T.H.)

文化論の本は、ジャンル別概説、総論カットみたいな本が多く、この書物はそういう不足を補う本として、全国の大学で活用されることになると思います。私も来年文化社会学の講義を担当するのですが、そこで活用させていただくつもりです。(M.I.)

私のゼミには音楽をはじめとするポピュラー文化の研究で卒論を書きたいという学生が、毎年なぜか多いのです。いつも先生の著書を勧めているのですが、また一冊が加わり、助かります。というか、学生ではなく私も少しこの分野を勉強しないと、指導が苦しくなりつつあるのです、とほほ。(K.N.)

原書を読んだことがあったのですが、取り上げられた素材についての理解がなかなか難しく、面白かったのですが、少々難渋した覚えがあります。さっと拝見したところ、「なるほど、そうだったのか」と、感じたところがいくつかありました。これから、しっかりと拝読して、勉強させていただきます。(N.K.)

新刊案内で見かけ、購入しようと思っていただけに、非常にうれしく思っております。(M.M.)

メディア・スタディーズを学ぶうえで不可欠な1冊ですので、翻訳していただいたことを心から嬉しく思っております。多くの学生の人たちに読んでほしい本ですから。私のところでも、さっそく、院生の人たちとのゼミで一緒に読んでいくことに決めました。(M.S.)

早速後期の基礎ゼミ(1年向け)でテキストに指定しました。生協に注文してきました。今ぱらぱらとめくってみたのですが、1年生にはちょっと難しいかもしれません。 頑張って読ませます(笑)。(Y.N.)

渡辺さんって、カルスタだったんですね。(C.U)

ずいぶん分厚い本なんですね。翻訳もさぞかしご苦労なさったことと思います。授業の参考に使わせていただきます。(M.S.)
このほかに、BBSに直接書き込んでくれた方もありますし、学会その他で直接お会いしたときにお礼のことばをかけてくださった方もあります。個人的な文面だけの方もいましたが、今回は載せないことにしました。それから、僕はカルスタではありません。読めばわかりますが、著者のストリナチもカルスタにはちょっと距離をおいたところに自分を位置づけているようです。目新しい「知」を上っ面で囃し立ててすぐに使い捨ててしまうのが日本の特徴ですが、ポピュラー文化を考える上で必要な理論をきちっと整理したものが必要だと思いました。
なお、BBSでは、この本の製作過程を編集者の中川さんとのやりとりで紹介しています。関心のある方はぜひ、お訪ねください。

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unknownさんではなく、何か名前があるとうれしいです。