2008年6月22日日曜日

ガソリンと灯油の節約

 

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・ガソリンの値段が1L180円(ハイオク)を超えた。来月にはまた値上がりするというから、200円になるのも、そう遠くはないだろう。通勤が主とはいえ、週に50Lを超えると1万円以上になってしまう。これではもう、冗談ではなく、お金を撒いて走っているような気になってくる。だから、去年から気にしはじめた燃費の向上を一層心がけるようになった

・僕はバイクから始めているから、どうしても急加速になりがちだったが、それをまず意識して抑えるようになった。遅い車に追いつくと、どうしても抜きたくなるが、追い越しも極力避けて、走行車線を流れに沿って走る。これで、最近の燃費はL12km弱まで改善された。全然気にせず走っていた2 年ほど前に比べると1Lで2kmアップということになる。

・現在乗っているのはスバル・レガシー・ランカスター(2.5L)で、もうすぐ丸9年で20万kmになる。乗りかえの時期が近づいていて、あれこれ考えているのだが、ヨーロッパでスバルが売り始めたディーゼル・エンジンを搭載したアウトバックを待つしかないと思いはじめている。ただし、日本での発売は2010年となっているから、あと2年は、今の車でがんばらなければならない。さて、そこまでもつか、ちょっと心配な気もする。

・ガソリンが高騰すれば、当然、無駄な走行はしなくなる。朝の通勤時の高速道路は、今までも渋滞するほど混まなかったが、車の量は明らかに減った。一般道路でも、スムーズに進むようになった気がする。これは大助かりで、高速道路でスピードを落として走っても、通勤時間はあまり変わらない。用がなければ車は使わない。こういう意識の浸透は、CO2の削減にはきわめて効果的だろう。

・便利さを競い合って、日本中の高速道路を大型のトラックが走っている。だからこそ、アマゾンで本やCDを注文すると、翌日には確実に届く。スーパーに行けば、魚や肉や生鮮野菜が、日本国内はもちろん、海外からも来ていることがよくわかる。そのような経済の仕組みが温暖化の根本的な問題だとすれば、この便利さや豊富さは、もっと改められてもいい。それを自発的に、意識的にやるのは難しいが、原油の高騰で否応なしということになれば、ずいぶん効果的な現象だといえるかもしれない。僕も通勤での日帰りはやめて、東京に宿泊して、車は一往復だけにしようかと考えたりしている。

・原油の高騰で困るのは、もうひとつ、灯油の値上がりである。灯油にはガソリンとちがって高額な税金がかけられていないが、現在では1Lで 100円を超え、値上がり前の3倍にもなっている。我が家ではほぼ半年、暖房をする。一番寒い時期には1週間で100L以上も使ってきたから、冬が来れば、この出費も毎週1万円を超えることになってしまう。昨冬から、灯油ではなく薪ストーブを主に使って節約してきたが、今度の冬には、その比率をさらに高めなければならない。というわけで、準備する薪の量もこれまで以上に大量にしなければならなくなった。

・灯油から薪へという考えが広まっているのか、ホームセンターのストーブ売り場には多様な薪ストーブが並ぶようになった。薪ストーブは維持管理が難しいから買ってもやめる人が多いとは思う。けれども、これによってこれまで以上に薪の調達も難しくなるかもしれない。もっとも新たな市場として自覚されれば、山林の所有者が倒木を放置したり、間伐をしないで山を荒れさせてきたことを反省して、薪として供給するようになるだろう。付近の山を歩いていても、実際、薪にするために持って帰りたい倒木をはたくさんある。

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