・春になって山歩きにいい季節になっても、いろいろ忙しくて、出かけられなかった。朝大学へ出かける際に、湖にかかった霧の向こうに御坂山塊が見えたりすると、山が呼んでるなーと、思わずため息をついたりもした。ところが、山に行こうと思うと、天気が悪かったから、行きたい気持ちばかりが募って、いささか欲求不満状態になっていた。で、時間にもちょっと余裕ができ、天気の日が続くようになって、そろそろ行けそうかとなったところで、ぎっくり腰になった。
・今年の山歩きもやっぱり富士山から。一昨年の春に富士宮口の五合目から宝永山まで歩き、続いて須走口から幻の滝や小富士を訪ねたから、今年はその間の御殿場口から宝永山の近くの双子山まで登ってみた。太郎坊から森林限界ぎりぎりのところにある道を幕岩まで歩き、そこから双子山まで登って引き返した。雲が激しく流れる中、時折頂上も見えたし、途中で鹿にも出会った。登山道は砂走りの崩落で通行禁止になっていた。富士山の噴火だけでなく、大崩落の危険性が報じられていて、ちょうどこのあたりか、と思いながら下山した。
・5月の末に諏訪の入笠山に登った。中央高速を走っていて東に見える山脈で、スキー場があるところだ。スキーの終わった季節でもロープウエイは山歩きの人たちを乗せるために動いている。平日なのに駐車場にテントがたくさん並んでいて、自転車に乗る人がたくさんいた。モトクロスの大会が週末にあって、その準備や練習をしていたのだ。ロープウエイの下を猛烈なスピードで駆け下りるライダーたち。
・入笠山の頂上からは八ヶ岳が間近に見え、眼下には諏訪の街が広がっていた。首切り清水という怖い場所から湿原まで歩いた。
・6月に入って出かけたのは上高地で、今まであまりにも有名で避けてきたところだ。しかし、来てみればやっぱりすばらしい。南の焼岳から穂高まで360度のパノラマで険しい山が迫ってくる。梓川沿いの道を四時間ほど歩いた。ここまでくると、やっぱり上まで登ってみたいという誘惑に駆られてしまう。
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unknownさんではなく、何か名前があるとうれしいです。