Madonna"MDNA"
Bruce Springsteen”Wrecking Ball”
Patti Smith "Banga"
Neil Young "Americana"
・新しいアルバムが出たらほとんど買うというミュージシャンは30人(組)ぐらいだろうか。多くは僕と同世代で、それぞれが出すのは数年間隔なのだが、これが毎年結構な数になる。時にはがっかりと言うこともあるが、それは例外的で、多くは納得がいく。そんなミュージシャンたちのアルバムが今年も半年を過ぎていくつかたまった
・マドンナの"MDNA"は4年ぶりのアルバムだ。下着姿だった前作の"Hard
Candy"に比べて、今回のジャケットは透けたブラインドガラス越しで、真っ赤な口紅が目立っている。ワールドツアーもやっていて、イスタンブールではコンサートの最中に乳首を出したなんてニュースもあった。YouTubeにはそのシーンがあって、乳首よりは鍛えたからだで腹筋が割れているのに今更ながら驚いた。背中には"No
Fear"の文字。相変わらずの元気さだが、アルバムそのものは。サウンド的にはいつもに比べて新鮮さに欠ける気もしたし、歌詞についても素直なラブソングのようで、おもしろいものが少なかった。
・スプリングスティーンの”Wrecking
Ball”は3年ぶりのアルバムで、Eストリート・バンドのリーダーだったクラレンス・クレモンズが死んだ直後に録音が開始されたようだ。収録曲の多くはアルバムで発売される前からコンサートでは歌われていたようで、2年以上前のNY
City Liveではクラレンス・クレモンズも元気にステージに立っている。その"Land of Hope and
Dream"を聴いていると、彼の変わらない、一貫した姿勢とメッセージがよくわかる気がした。
この列車には聖者も罪人も乗っている
敗者も勝利者も運んでいる
失われた魂、報われた信念
夢はくじけず、自由の鐘が鳴る
・そのニール・ヤングの"Americana"は「オースザンナ」や「我が祖国」といったアメリカの伝統曲ばかりを集めている。どういう理由か、最後は「ゴッド・セイブ・ザ・クイーン」だ。アメリカへの原点帰りということだろうか。ニールはカナダ人だが、音楽的なアイデンティティはアメリカにある。そんな宣言のアルバムなのかもしれないと思った。ただし、クレージー・ホースをバックにしてロックしているから、よく聞かないと原曲が何かわからないものもある。ここのところ駄作が多くて買おうかどうか迷ったが、まーいーか、という程度にはしあがっている。
・P.S.エディ・ベダーの"Society"は本当にいい歌で、運転中もしょっちゅう聴いている。その歌をYouTubeでジョニー・デップと一緒にやっているのを見つけた。→
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unknownさんではなく、何か名前があるとうれしいです。