・テレビはビクターの98年製だから15年見ていたことになる。数年前に一度全く見えなくなってビクターに連絡したら、部品の交換で生き返って、まだ当分これでいけると言われた。ブラウン管だがハイビジョン用だったから、僕は液晶画面よりはずっと気に入っていた。とは言え、パソコンもとっくに液晶になって、タブレットやスマートフォンなどですっかりなれてしまっているから、それほど惜しいという気にもならなかった。
・ただ、テレビにVHS+DVのデッキをつないでもやっぱり音だけで映像が見えなかったのはがっかりした。ビデオカメラで映したminiDVや、映画やドキュメントなど集めたVHSのカセットがかなりあるから、何とかしなければ全てが無用の長物になってしまう。以前に全部をDVDに変換しようと思って始めて途中で辞めてしまったことがある。今ならハードディスクに移し替えるのがいいのだろうが、手間や時間を考えると、とてもやる気にはならない。
・最近のビデオカメラはUSB接続でパソコンからハードディスクに保存できるようになっているようだ。スマートフォンで用が足りるから買う気にならないが、これまで撮りためたものをまとめて保存しておきたいとは思う。しかし、ベータから始まってVHS、Hi8、MiniDVと次々変わってきて、すでに見ることもできないカセットもかなりある。その多くは、こどもが小さい頃にせっせと映したもので、滅多に見ることはないが、見られるようにはしておきたいと思う。
・同じことはオーディオ機器にも言える。ほとんど聴かないLPレコードやカセット、そしてMDが棚積みされている。もちろん、音楽はCDで買うから、それらが占めるスペースはかなりのものになっている。そのほとんどはiTunesを使ってパソコンとiPodに収まっているから、本当は処分してもいいのだが、捨てようという気にはならない。と言うよりは、新しいアルバムの購入は相変わらず、itunesではなくCDでと思っているから、これからもどんどん増えていくしかないのである。
・実は置き場に困るほど増えているのは書籍で、仕事を辞めて研究室を引き払うときになったら、それをどうするかはまだ考えていない。欲しい人にあげるか、どこかに寄贈するか、いずれにしても保存するスペースは家にはないから、その処分方法を考えなければならない。本もデジタル化がはじまっていて、近い将来には、全てをハードディスクに保存することができるようになるのかもしれない。しかし、本に対する愛着はLPレコードやCDの比ではないから、内容をデジタル化しても、本はいらないということにはならないと思う。
・テレビの買い換えから話が飛躍してしまった。新しい液晶画面を見ながら、気になったのは、新しくすることで不要になるもの、買い換える必要があるものなどが付随して一杯出てくることだった。そして、ビデオやCDといったソフトが何重にも保存されていく。これは本当に大問題だと思った。
0 件のコメント:
コメントを投稿
unknownさんではなく、何か名前があるとうれしいです。