2022年6月20日月曜日

庭の植物の生命力

 

それにしてもよく雨が降る。昼間はそれなりに暖かくなったが、朝方にはまだ灯油のストーブをつける日が少なくない。もっとも庭の植物はいつも通りに葉を茂らせ、花を咲かせている。カタクリの次には蕗の薹が出て、蕗が庭一面に広がった。今はミョウガの芽が伸びはじめている。いつもと変わらないが、驚くことがいくつかあった。

何年か前にパートナーが栃の実を川の土手に植えたら芽を出して、けっこうな大きさの木に成長した。ところが県が植物を伐採し、土石をさらう工事をして、栃の木も切られてしまった。その木の一部をテーブルの土台にして庭に埋めたのだが、5月になって芽が出て葉がつきはじめているのに気がついた。葉が出ているということは根も生えているのだと思う。まさかと思ったが、生命力に驚かされた。このまま新しい枝になって大きく成長するのだろうか。

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春先に雪が積もって、餌を探して庭に来た鹿が植物の葉を食べてしまった。カタクリに椿、そして青木の葉だった。残ったカタクリは種をつけ、椿も高いところの葉が残って元気だが、きれいさっぱり食べられた青木がしっかり葉をつけたのには感心した。あまり成長しないが、雪に長期間埋もれてもずっと生きているしっかりものだ。

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forest184-4.jpgもう一つ、これもパートナーが山椒バラの苗木をもらって植えたのだが、15年経って花と実をつけた。花はたった三つだったが、実はいっぱいついている。山椒バラと山椒は同じところに同じように生えていて、幹も枝も葉もよく似ているが、山椒バラは山椒の匂いがしない。そしてもちろん、山椒には花がつかない。我が家でも並んで植えてある。花が増えるとしたら、これからの大きな楽しみができた。

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週末になると湖畔は車と人でにぎやかになる。そんな人混みを避けて家にいることが多いが、ささやかながら楽しくなることがあった。次は、去年のリフォームで資材置き場にされたミョウガが実をつけてくれるかどうかだ。

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unknownさんではなく、何か名前があるとうれしいです。