2022年6月6日月曜日

富士山十景

 

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農鳥がこれほどきれいに見えるのはめったにない


このコラムは去年の10月以降更新していない。どこにも出かけていないからだが、その理由はもちろん、オミクロンだ。コロナが流行してもう2年半になるが、20年には2月に奄美と屋久島、8月に北海道、そして10月には磐梯に行った。翌21年にも5月の立山、7月の榛名と軽井沢、そして10月の穂高と出かけた。ただし20年の長期の旅行と違って21年はどれも1泊だけだった。そして今年は、その1泊旅行も躊躇している。ワクチンの接種をしていないから、収まるまではと思っていたが、感染者数はまだまだかなり多い。これからも当分、どこかに行く予定はたてられないだろう。というわけで、これまで映した富士山から、いいものを紹介することにした。

農鳥は、毎年5月ごろに顔を出す。田植えの時期を知らせるものとして親しまれているが、たいがいはヒヨコのようなもので、今年もそうだった。上の農鳥は2005年に出たもので、これ以上のものはそれ以降出ていない。

fuji2.jpg 富士山は登って楽しい山ではない。特に5合目まで車で行くと、後は植物のほとんどない岩山をただ登るだけになる。3776メートルという高さに上がったことと、運が良ければ御来光が拝めることぐらいだろう。だから、僕は一度しか登っていない。

ただし、5合目までの登山道は、吉田口から登ると木々が鬱蒼としていて楽しめる。富士の宮口から宝永山に行くのも面白いし、須走口の5合目から少し登ったところに春に現れる幻の川もなかなかいい。


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とは言え、富士はやっぱり湖から眺めるのがいい。たとえば西湖でカヤックに乗って眺める富士。河口湖に映る逆さ富士。氷結した精進湖からの富士。そして夕日が沈んだ後の富士。

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そして何よりいいのは、周囲の山から見た富士山だ。一番は新道峠から見た富士山だが、ここには最近デッキができて、専用バスで大勢の人が見に来るようになった。雪が風に飛ばされて東側に溜まった富士を愛鷹山から。毛無山から見た大沢崩れの激しい富士。そして我が家の裏山から見える富士。

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最後に笠雲のかかった富士を挙げておこう。雨の前触れとして知られていて、時にびっくりするほど大きくなる。

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unknownさんではなく、何か名前があるとうれしいです。