2005年8月22日月曜日

やれやれ、今度は………

 ・ステレオに続いて、Power Bookが故障した。数日前から、おかしい症状はあった。それに発熱がすごくて、さわると熱いほどだった。ディスク修復などしてみてもダメで、さっそくAppleのサポート・センターに電話をした。例によってなかなか繋がらない。やっと繋がると、アドバイスは有料でチケット購入が必要だから、HPのTIL(技術情報欄)に載っている対処方法を試せと言う。もう長いことマックを使っているから故障の原因がソフトかハードかは感覚的に分かる。だから修理に出したいと言ったのだが、試してからもう一回電話をしろという。ムッとして電話を切った。


・書いてあることは一応試したが、全部ダメ。それでまた電話をすると、まだ幾つか対処法があるので試せと言う。こちらがハードの故障だと言っても認めない。それでまた電話を切って、やってみたのだが効果なし。で、3度目の電話。なかなか繋がらない。


・繋がると、最後にもう一回、電話を切らずに試して欲しい対処法があると言う。いい加減にしろと思ったが、相手の受け答えが前の二人より丁寧だったから素直に従った。しかし、やっぱりダメ。それでやっと、ハードディスクの故障だと判断してもらい、発送の手順などに進んだ。この間、4時間余り。イライラして胃が痛くなってきた。マックが不調の時に出る症状で、1年ぶりのことだった。不幸中の幸いで1年保証の期限切れ半月前。修理の受付にハードルを課したのは、そのせいかもしれないが、何とも面倒なことである。


・すっかり食欲もなくなったのだが、食事の最中に見た夜のテレビで、暑さでパソコンがダウンするケースが急増しているというニュースをやっていた。河口湖は30度にもいかないが、今年は湿気が多くて蒸し暑い。発熱量が多いのはPower Bookの基本的な欠陥だから、日本の夏に弱いのはあたりまえだろう。去年の夏はデスク・トップのマックが壊れて、いそいで同じ型の中古を探したから、夏は鬼門の時期なのだとあらためて思った。


・故障はこれで何とかなるのだが、保存したデータは全部取り出せない。外付けのハードディスクにバック・アップしているが、ここ数日のものはダメだ。読書ノートをかなり打ちこんだが、それもやり直し。ブラウザーのブックマークや保存したメールもだめ。戻ってきたら、ソフトも入れ直しで、考えるとうんざりしてしまう。戻ってくるまではipodの同期もできないし、ディジタル・カメラもだめだ。
・その読書ノートだが、『ヘンリー・ソローの日々』という伝記があった。700頁を超える大著で9500円もしたが、書き抜いたノートも多かった。仕方ないから、またやり直し。大変だが、書き抜く文章には、心を落ち着かせよ、と諭すものが多い。

風が葦の間で囁くのが聞こえるだけの、池の近くで、すぐにでも暮らしたい。自分を置き去りにできれば成功だろう。しかし、友人たちは、そこへ行って何をするのかたずねる。季節の移りかわりを見るだけでも十分に、仕事ではないだろうか。(p.181)
・『ヘンリー・ソローの日々』は翻訳されたばかりだが、書かれたのは1962年で、著者のウォルター・ハーディングは「ソロー協会」の会長でもある。だから、ソローが書き残したノートやメモを駆使した詳細な伝記に仕上がっている。ソローがある講演でした自己紹介を読んで笑ってしまった。僕もこういう自己紹介がしてみたい、と思った。
怪物の頭を幾つか紹介しましょう。学校教師、家庭教師、測量士、庭師、農民、ペンキ屋、大工、石工、日雇い労働者、鉛筆製造業、紙ヤスリ製造業、作家、時には三文詩人のこともあります。(p.323)
・家のまわりに摘んだ薪に棒を立てかけて朝顔を植えた。もう3年目だが、それが8月になって咲き始めた。今は毎朝20〜30の花を咲かせている。モンゴル産の朝顔で気候があっているせいか、雑草の伸びにも負けずに成長する。ムクゲも花盛りで、こちらも一日咲いたら落ちてしまうが、次々と花を咲かせている。




・部品待ちとかで10日も待たされたPowerBookが、やっと戻ってきた。あんまり遅いから電話をして、催促した結果だった。旅行にもっていけるのでホッとしている。やれやれ………。

日時:2005年8月22日 

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unknownさんではなく、何か名前があるとうれしいです。