2005年11月1日火曜日

秋を探しに

 

photo33-2.jpg 今年は冷夏ではなかったのに、栗が全然だめ。わずかに採れたものにも虫がついていた。雨が多かったせいか、それとも別の理由があるのか。とにかく、今年は栗ご飯もマロングラッセもだめで、正月の栗きんとんも作れない。小さな山栗は皮をむくのが大変だが、その作業がないと何となく寂しい。かわりに、去年収穫して冷凍にしていた栗を出して、栗ご飯にした。季節感がないのは他にもあった、
いつまでも暖かくて紅葉もはじまらない。しびれを切らして、10月の中頃に八ヶ岳へ出かけてみた。紅葉は少しだけはじまっていた。快晴で暖かかったが、平日だから、ほとんど人はない。道もがらがらで初秋の景色を楽しんだ。週末は、こうはいかないが、ここのところ週末になると天気が崩れている。それでも中央高速は数十キロの渋滞になる。


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その後最低気温が5度ほどになる日があって、周囲の景色も急に色づいてきた。ススキの穂が風に揺れ、富士山も雪化粧を始めた。河口湖周辺の紅葉の名所も、朝から晩まで人で賑わうようになっている。他府県ナンバーの自動車や、紅葉狩りツアのバスが例年以上に目立つようだ。景気の回復のせいか、「愛・地球博」が終わったせいなのだろうか。

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何度もつづく快晴の金曜日。前から行きたかった西沢渓谷に出かけた。山梨市から秩父市に抜ける140号線を雁坂トンネル手前まで行く。渓谷は笛吹川の源流にあたるが、今は、その手前に広瀬ダムが造られ大きな湖になっている。西沢渓谷は、さらにその上流にある。
入り口前の駐車場について驚いた。平日なのに車が一杯。観光バスも数台ある。紅葉で有名なところとはいえ、ものすごい人出だ。歩き始めると、そのほとんどが中高年でリュックをしょったハイキング姿であることに気がついた。渓谷は一回り10キロほどの行程で4時間ぐらいかかる。渓谷の奥には甲武信岳。


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歩くつもりはなかったから、途中、滝をひとつ見たところで引き返したが、そうする人はほとんどいなかった。駐車場に戻って観光バスを見ると、三食付きで渓谷のハイキングと書いてある。いったい朝何時に起きたのだろうか。元気な人が多いが、旅行会社もプラン作りには工夫しているのだ、とあらためて認識させられた。もっとも、缶ビール片手に花見気分の紅葉狩りといった人や、ペット連れなどという人もいた。揺れる吊り橋や急坂などもあって、そんなに楽なコースではないはずなのだが、大丈夫だったのだろうか……。

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 日時:2005年11月01日

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