MLBがおもしろい
・MLBも去年は60試合で無観客で行われた。ダルビッシュや前田が活躍してそれなりに面白かったが、観客のいない試合は、やはり淋しかった。さて今年はどうなるのか、心配していたが、キャンプもスケジュール通り行われて、開幕にも漕ぎつけた。観客は2割とか3割だが、歓声の聞こえる試合はやはり盛り上がる。
・一番注目しているのは大谷で、去年は投げるのも撃つのも不調だったから、今年はどうかとキャンプ中から気になっていた。そうすると撃つは撃つは、特大ホームランを連発し、打率は5割を超えたし、投げても100マイルを超える速球で三振を取った。コントロールに課題が残ったが、今年の活躍を期待させる、十分な成績だった。
・好調さは開幕後も続いている。指の豆がつぶれて、投げるほうはまだ一回だけだが、スピードは十分で、投げた日にホームランも撃って、話題になっている。身体的には十分に回復しただけでなく、より強くなっているようで、この後の活躍が楽しみになった。エンジェルスは彼の活躍もあって、スタートダッシュに成功して首位を走っている。リリーフ陣も好調だから、終盤に勝ち越す試合も増えている。
・ダルビッシュや前田も引き続き好調だ。今年メジャーに移籍した有原や沢村などもがんばっている。投手に比べて野手の活躍が目立たないが、面白そうなシーズンになることは間違いなさそうだ。そうなると見る手段だが、NHKのBS以外で生中継を見ることができるのは、テレビではスカパーだが、これは契約していない。ネットで見るなら今年はSPOZONEで、年間パスが9900円で1ヶ月だけだと1650円だ。まだ契約していないが、これからの展開次第では契約するかもしれない。
・ところでアメリカのコロナ禍だが、ワクチン接種が進んで減少しているようだ。有原が所属するレンジャーズはテキサス州知事の宣言で、観客を100%入れてもいいことになった。大谷やダルビッシュが所属するカリフォルニア州の球団は33%で、ニューヨーク州は20%となっている。他方でカナダは入出国を厳しく制限しているから、ブルージェイズはトロントではなく、キャンプ地のフロリダで試合をしている。チームによってそれぞれだが、カリフォルニアは6月15日から経済活動の全面再開を宣言しているから、うまくいけばこの日から観客数の制限はなくなるのだろうと思う。
・アメリカは3000万人以上が感染し、56万人以上が死亡した。感染者数が52万人で、死者数が1万人以下の日本とは比較にならないが、アメリカでは終息が見え、日本ではこれからの桁違いの拡大が懸念されている。理由はもちろん、ワクチンの摂取率の違いだ。このまま行けば夏までには、アメリカはあらゆる制限が解除され、日本はまた緊急事態宣言を出さなければならなくなるだろう。スポーツが無観客になり、オリンピックが直前になって中止ということになるのかもしれない。基礎研究をおろそかにしてワクチン開発が遅れていることを含め、失敗の責任はすべて政府にある。
・追記:エンジェルスとツインズの試合が、選手に陽性者が出たことを理由に2試合中止された。これまでにいくつかのチームで感染者が出て、試合が中止されているし、濃厚接触を疑われる選手が欠場したりもしている。選手の多くは既にワクチン接種を済ませているはずだが、決して安心できないことを改めて知らされた。
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unknownさんではなく、何か名前があるとうれしいです。