2000年4月12日水曜日

春を見つけた




3月初めに京都から河口湖に引っ越した。湖は結氷していたし、雪も2度ほど積もったが、日に日に暖かくなるのが感じられた。それにしても冬の景色はすばらしい。なかでも富士山の姿が毎日違うのには驚いてしまった。下・左は開通したスバル・ラインの入口付近からで、抜けるような青空に真っ白い富士。右は御坂山系の大石峠から新道峠を縦走したときに撮った。こちらは曇り空で墨絵のようだった。6時間半もかかる行程で、最後は這うようにして家に帰り着いた。


庭に野鳥がやってくる。林檎やミカンを置いておくとついばみにくる。下の写真はヒヨドリ。しかし、鳴き声も姿もかわいいのはヤマガラやアカゲラ、コゲラ。アカマツやカラマツのてっぺんでコツコツとつつく音。シジュウカラは「ピース、ピース」と鳴いて集団でやってくる。木々に若葉がつきはじめた。「もうすぐ春ですね」とキャンディーズを歌いたくなった。

僕が入る墓は身延山にある。日蓮宗総本山の久遠寺。信心はほとんどないが、桜の咲く頃には、毎年両親と一緒に墓参りに行っている。今年もちょうど満開。久遠寺は境内のしだれ桜が有名で、観光バスに乗った人たちでごった返している。しかし墓の付近の桜並木に訪れる人はまばらで、隠れた花見のポイントになっている。



墓は墓地のはずれにぽつんとあって、近くにしだれ桜が一本。富士山は見えないが小高いところで眺めはいい。死んだらこの風景を見るのかと思いながら、毎年春に来ている。桜を独り占めだ。

3月初めに京都から河口湖に引っ越した。湖は結氷していたし、雪も2度ほど積もったが、日に日に暖かくなるのが感じられた。それにしても冬の景色はすばらしい。なかでも富士山の姿が毎日違うのには驚いてしまった。下・左は開通したスバル・ラインの入口付近からで、抜けるような青空に真っ白い富士。右は御坂山系の大石峠から新道峠を縦走したときに撮った。こちらは曇り空で墨絵のようだった。6時間半もかかる行程で、最後は這うようにして家に帰り着いた。

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unknownさんではなく、何か名前があるとうれしいです。