2023年2月20日月曜日

4K、4Kってうるさいぞ!

 


4k1.jpg"去年の暮れ頃から、急にテレビが4k、4kとうるさく連呼しはじめた。4kの番組を見るためには、それに対応した受像機が必要だが、我が家のテレビはまだ元気だから買い替えるつもりなどない。あまりに繰り返されるから腹が立ってチャンネルを変えることもしばしばだ。

4kテレビとは現行のハイビジョン画像が2kだから、その2倍の解像度ということになる。現物を見たことがないが、興味がないから電気屋に見に行こうとも思わない。第一、今のテレビだって画像は十分にきれいで、それが2倍になったからといって見違えるほどになるとは思えないからだ。もちろん、より大きな画面でもきれいに見えることはあるだろうが、今以上に大きな画面にしたいとも思わない。

4kの番組は今のところ衛星放送だけで、地上波はまだのようだ。NHKのBS放送は現在の2チャンネルのうち、ひとつが来年の4月から4k対応になるようだ。テレビはあまり見ないが、それでも BSの3チャンネルはよく見るから、これがなくなったら、見るものがますます少なくなってしまうだろうと思う。それで不便さを感じても、買い替えるほどのことではないだろうと思っている。

そもそも我が家は難視聴地域にあって、地デジの民放が2局しかない山梨県なのに、見えるはずの4局だってまともに見ることができないのである。以前にそれについて苦情を言ったら1年だけBSで地デジの全局を見ることができた。ただし1年だけで、あとはケーブルテレビに加入しろと言われてしまったが、今さらばからしいからと、ケーブルテレビに加入などしていない。

地上波のテレビがつまらないものばかりなのは、番組表を見ればすぐわかる。よくもまあ、こんなバカ番組ばかり、毎日やるものだと思うことが少なくない。政府に偏ったニュース番組を見ても腹が立つだけだ。駅伝やマラソンなどのスポーツ番組もCMで中断されてばかりで、あきれて途中でやめてしまうことが多い。だから地上波が4kになったからといって、テレビを買い替える気にもならないだろうと思う。

振りかえれば、テレビも何台も買い替えてきた。最初に買った14インチの白黒テレビの宣伝文句が「一生のお買い物です」というほど高価だったことは今でも良く覚えている。しかし数年後には画面の大きいものになり、また数年後にはカラーになった。家を出てアパート住まいの部屋に買ったテレビ、結婚して買い替えたテレビ、そしてハイビジョン対応に合わせて買ったテレビ。それが壊れて買った液晶のテレビが今見ているものである。

今ではもちろん、テレビは家の主役ではない。はるかに長い時間をパソコンを眺めて過ごしているし、他にタブレットもスマホもある。実際僕がテレビを見るのは昼と夜の食事前後の数時間だけで、それも何かやりながらとか、居眠り半分にというのが現状だ。テレビには将来性がない。だからこその4kかと思うと、妙に納得した気分になった。

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