・今年の夏一番時間をつぶしたのは、何といっても野球だろう。メジャー・リーグの野茂の試合はずっと欠かさず見てきたが、7月からは伊良部が加わった。ドジャーズもヤンキースもプレイ・オフに出場可能な位置にいるから、二人の登板以外の試合結果も気にかかる。ヤクルト・ファンだから、日本の野球も気にはなる。特に横浜が急追しはじめた8月は、こちらの試合もついつい見ることになった。それに甲子園。今年は京都の代表校が平安で、ピッチャーがNo.1の川口だったから、とうとう決勝戦までつきあってしまった。こんなわけで、日によっては、朝はメジャーリーグ、昼は高校野球、そして夜がプロ野球なんていう日が続く夏休みになった。もちろん、これは過去形の話ではなく、現在進行形である。
・高校生のぼくの子どもにはあきれられてしまったが、彼は野球部の練習に一日も休まず行って、メジャー・リーグも甲子園も、プロ野球もほとんど見ることはなかった。朝早くから出ていって、夜暗くなってから帰ってくる。顔の日焼けは黒光りという状態で、頬もげっそりこけてしまった。どうせ、地区予選で初戦敗退だったくせに、何もこのクソ暑い時期に一日中外で練習しなくたっていいものを、などと皮肉を言いつつ、ぼくはカウチポテトでテレビの前に寝転がってばかりいた。もちろん、ひと夏、がんばり続けた子どもの努力には感心したし、ぼくのぐうたらな生活にはちょっぴり罪悪感を感じないでもなかったが、それでも、高校野球やプロ野球には、言いたいことをいくつか感じた。
1997年9月3日水曜日
高校野球について
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unknownさんではなく、何か名前があるとうれしいです。