・最低気温が零下になった。欅は一本が完全に落葉し、もう一本も黄色になった。庭が茶色の絨毯のようで、それをかき集めると山になった。近くで咲いていた向日葵やコスモスの種を大量に収穫したから、来年はそれを庭に植えて、花畑をつくろうと思っている。落ち葉はその堆肥にするつもりだが、うまくいくかどうか………。
・秋深し、隣は………。ムササビは繁殖期になったのか、しばらく帰ってこない。恋の季節にはやっぱり外泊なのかもしれない。もちろん、帰ってきたとしても、落ち着くのは屋根裏であって、ぼくが作った巣箱ではない。空き家の巣箱は葉が散ってしまうと、余計に寂しそうに見える。ストーブ用に薪は家をぐるりとするほどで、備えは万全だ。
・しばらくぶりにカヤックにのった。雨上がりの快晴。富士山はもうすっかり雪化粧。ここのところ忙しくて、家に持ち帰る仕事も多い。翻訳も気になっているから、外に出ることもままならなかったのだが、出ればやっぱり、ほっとした気持ちになる。
・渡り鳥が何種類も、北からやってきている。年中居着いているものと区別がつきにくいが、頭が緑色の鴨は新しい。ほかに白や灰色の大きな鳥。カヤックで近づいて写そうと思うのだが、決まった距離まで近づくと逃げてしまう。で、後を追ってやっとものにした。鷺かな?
・今年も紅葉はきれいだ。赤と黄色と緑、それに空の青と湖の藍色。それが縞模様になって、絶妙の色合いを描きだしている。観光船もそんな景色の前では一休み。日差しが強いからまだ寒くはないが、カヤックのゴム底一枚で接する水は冷たい。これからは足に寝袋でも巻いてのることになりそうだ。(2001.11.19)
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unknownさんではなく、何か名前があるとうれしいです。