・今年の梅雨ははっきりしている。雨は多いがたいがい夜で、昼は天気がよい。雨上がりには空気も澄むから、富士山も周辺の山もきれいに見えるし、空も青い。カヤックには絶好の条件だ。久しぶりに河口湖にカヤックを浮かべた。気持ちが良かったが、水の濁りや魚臭さが気になった。ここはキャッチ&リリースが原則だったが、最近では放さずに持ちかえるようになりはじめている。弱った魚は結局は早く死んで、腐敗する。水深の浅い河口湖の水は、ただでさえ、西湖や本栖湖の澄むことはないのだ。
・漫談家の綾小路きみまろの家が近くにある。去年からのブレイクでテレビでもよく紹介される。おかげで、見慣れた景色をテレビで見るのだが、富士河口湖町は彼を名誉市民にした。他には富士桜高原に別荘を持って、アウトドアの施設を経営しはじめた清水国明がいる。住民票を移しているのかどうか、などと言いたくなるが、町の活性化には役立つのだから、硬いこと言わずに、まあ、いいか、と思うことにした。
・河口湖にはホテルや旅館がたくさんあって、どこも結構にぎわっている。大橋の東に集中していて、奥河口湖まで足を伸ばす人は少ないのだが、トンネルを二つ作って道路を拡げる工事をしているから、開通したら人や車の流れはがらっと変わるかもしれない。大石峠の下にもトンネルを掘って芦川村とつなぐ道も工事中だ。それができると甲府からのルートが一本増えて、観光客は一層増加するだろう。静かなところが気に入って引っ越してきたのだが、だんだんそうではなくなってきそうだ。
・もっとも、近くでペンションをやっている人たちにとっては、トンネルや道路は、客の増加を期待させる希望の星でもある。地元の農家が共同で経営しているブルーベリー園にはサクランボの木が大量に植林された。苺園も作られて、一大果実園になりつつある。どうせそうなるなら、全体の景観を計算してセンス良く計画して欲しいと思うのだが、何か今ひとつちぐはぐなところが気がかりだ。
・わが家の周囲の森は雑草が生え放題になっている。一面の緑で、それはそれで気持ちがいいのだが、少しずつ木を植え、花壇を作りはじめている。チューリップ、ラベンダー、。カリンの木に三椏(みつまた)、去年から植え始めた朝顔は、大量に取れた種を家の周りにぐるっと蒔いた。日当たりのいいところから芽が出はじめて、早いものは蔓が巻きはじめている。夏には家をぐるっと朝顔の花が飾ってくれるのでは、と期待している。
・桑の木が実をいっぱいつけている(上左)。去年はほとんどなかったのだが、今年はサラダにふんだんに入れて食べている。他に野いちごも豊富だ。ミョウガも例年になく元気よく育っていて、もう少ししたら食べられそうだ(上右)。食べ残したウドが育ちすぎて、僕の背の高さを超えるほどになっている。ウドの大木になるのかもしれない(下左)。庭の木に名札をつけた。下の画像は黒文字で、これは4年ほど前に山から取ってきて植えたものだ(下右)。これもずいぶん大きくなった。香木で爪楊枝に使われるから、そのうち枝を切って作って試してみようと思っている。
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unknownさんではなく、何か名前があるとうれしいです。