2006年9月25日月曜日

生きものの世界

 

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・今年は雨の多い夏だった。からっと晴れた日は数えるほど。だから、じめじめして、家の中はかび臭くて、外でもあちこちでキノコを見かけた。見るからに毒キノコで、一つも食していないが、ひょっとしたら美味のものがあるのかもしれない。当然、カエルやミミズなども多い。庭を歩いたり、ハンモックに揺られていて、例年になく、蚊に悩まされもした。

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・高温ではないが多湿な気候は虫にも好都合なのかもしれない。庭で見かける虫の種類も、例年になく多かった。生まれたばかりの芋虫。それが青葉をむしゃむしゃ食べる。成虫は交尾に夢中だ。どんな虫も、間近で見ると色合いが美しい。マクロで写真を撮ると、その色合いがいっそうはっきりする。技術のある写真家が高機能の高価なカメラを使ってはじめて可能になるような鮮明なショットが簡単にとれてしまう。デジカメの威力に改めて感心!。

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・こうして並べると、森の生きものの多様さがよくわかる。けれどもこれらはどれも、目をこらしてはじめて見えてくるようなものばかりだ。当然、意識しなければ気づかない。それは花でも一緒で、野草が咲かせるのはどれも小粒で、近寄ってみなければ、その色合いや模様はわからない。だから、こういう世界にふれていると、余計に、派手さばかりを追いかける都市の暮らしや人びとの関心の向けどころにインチキ臭さを感じてしまう。
・もちろん、自然のものだけでなく、育てたものもある。朝顔は今年もきれいな花を毎日たくさんつけている。茗荷もたくさん出た。ただし、一週間だけの楽しみだった。今は秋海棠が満開だ。

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unknownさんではなく、何か名前があるとうれしいです。