・迷惑メールは相変わらず、日に100通以上もある。とはいえThunderbirdを使いはじめてから、くりかえし来るメールは自動的にゴミ箱直行になって、煩わしさからはほとんど解放された。もっとも、初めてのものがいきなり迷惑メールになることは少ないから、やっぱり、毎日数十通に迷惑マークをつけることになる。そうすると、面倒くさいからどうしても、アルファベットの題名や送信者名のメールは、中身を確認せずにゴミ箱送りにしてしまうことになる。
・ネットをはじめたころは、海外からもメールがあって、ディスコグラフィーにあるレコードを譲ってくれとか、留学している日本人の学生から、レポートや論文の相談をされたりといったこともあったのだが、最近は、いちいち確認もしないで捨ててしまっている。「あなたの大学に留学したい」といったメールのなかにうさんくさいのがあったり、プライベートを装うDMが増えたりしたからだ。
・返事を書かないのは海外からのものにかぎらない。「リンクを張りました」「相互リンクをお願いします」といったメールにも、最近では反応しないことが多い。リンクは自由だから、断る理由はないし、相互リンクについては、リンクの頁を放りっぱなしで、何年もさわっていないから、承諾しましたと言いにくい。全面改装してという気もあるけれども、検索エンジンがこれだけ充実してきたら、個人の頁のリンクなど、ほとんど意味ないのではとも思ってしまう。実際、だれかの、どこかの頁のリンクを利用して、おもしろいサイトを発見するといったことが、ほとんどなくなってしまっている。
・返事を出さないもう一つの理由は、学生や教職員とのメールでのやりとりが増えたこと、友人、知人、あるいは学会の連絡などもほとんどメールで済ますようになって、毎日処理するメールの量が多いことにある。だから、見知らぬ人からのメールはどうしても後回しになって、そのままにしてしまう。特に最近の迷惑メールには「相談があります」「お久しぶりです」「連絡をお願いします」などといった題名があって、ついついあけてしまうことがあるから、見知らぬメールには、最初から警戒心を持ってしまっているせいもあるだろう。
・大学のサーバーが9月の末から迷惑メールをチェックするようになった。疑わしいものには題名の頭に[S_P_A_M]
という表示がついて届けられるようになった。始まったばかりのせいか、表示されるのは2割ほどしかない。あるいは携帯からやってきた知人のメールに[S_P_A_M]
とついていたりするから、やっぱり確認の必要がある。しかし、これが十分にはたらいてくれるようになれば、Thunderbirdと二重のチェックができて、作業はずいぶん楽になるし、いらいらせずに済むようになるだろう。
・このコラムで迷惑メールについてはじめて書いた文章は1999年の11月で題名は「広告依頼とDMについて」となっている。ネット・ビジネスがまだ歩き始めたばかりの頃で、数通のメールに腹を立てていたことがよくわかる。それが1年後に書いた「ジャンクメールにつられて」になると詐欺まがいのサイトの話題になり、さらに1年後の2001年にはジャンクメールの山という話になっている。その意味では、5年間も迷惑メールに悩まされてきたわけで、これではメールの処理が煩わしくなるのも無理はない、とじぶんで納得してしまう。
2006年10月2日月曜日
SPAM排除!
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unknownさんではなく、何か名前があるとうれしいです。