2006年10月23日月曜日

河口湖の秋

 

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photo38-2.jpg・もう毎年のことだけれど、夏が終わって秋が来ると、やっぱり新鮮な驚きを感じることが少なくない。今年は特に雨が続いて、どんよりした空模様ばかりだったから、抜けるような空になると、心も晴れ晴れした気になってくる。ひんやりした空気のなか早朝に散歩をすると、湖には釣りをする人のボートが一艘、二艘。薄暗いうちから漕ぎ出して、水に浮かんでひととき過ごすのは、きっと気持ちいいだろうな、などと思いながら、しばし眺めてしまった。


photo38-3.jpg・富士山が初冠雪というニュースを聞いのだが、残念ながら笠雲がちょうどその部分をおおってしまっていた。あたりは秋の気配なのに、植物の少ない富士山はまだ夏山の姿をしていて、あたりの山とは対照的な色合いになっている。家の近くの畑ではやっと稲刈りが始まった。とっくに黄色くなって、倒れている稲穂も多かったのに、雨が続いて刈り取りができなかったのだ。

 

photo38-4.jpg・ふだんはほとんど車のない農道に軽トラが並んでいる。一家総出で稲刈りなのだろうか。役目の済んだ案山子がわきで並んで立っていた。来年の夏まで納屋でお休みといったところだろうか。このあたりには、雀はもちろん、さまざまな野鳥がいる。きっとしごとは重労働だったのだと思う。ご苦労さんでした。

 

 

photo38-5.jpg・夏に雨が多くて不快な思いをしたが、意外な収穫もあった。家の周囲の森にシメジが大発生したのである。隣人に食べられる「ハタケシメジ」だと教わって、こわごわ食すと、香りはあるし、しゃきしゃきと歯ごたえがあって、市販のシメジよりもずっとおいしかった。毒ついでというわけではないが、淡い紫色の可憐な花を咲かせるこの植物は、殺人事件で有名になった「トリカブト」である。家の周囲では見かけないが、富士山の麓にはあちこちで群生している。


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unknownさんではなく、何か名前があるとうれしいです。