・地デジをBSで見ることができなくなって、ますますテレビを見る時間が減った。4月の番組改編でNHKのBSもおもしろくなくなったから、テレビをほとんどつけない日もあるようになった。それで少しも困らないのは、興味を持てそうな番組(主に報道やドキュメント)は数日遅れでネットで見ることができるからだ。それで、ほとんど定期的に見るようになった番組には、次のようなものがある。15分の細切れになるYoutubeよりはDailymotionのほうが掲載されるのも早くて種類も多い。ちなみに、見たいものの検索は番組名よりは放映日の年月日(たとえば20120423)でやるのが確実のようだ。
・『玉川徹の「そもそも総研」』(テレビ朝日モーニングバード)
・『報道特集』TBS
・『報道ステーションsunday』
・『愛川欽也パックインジャーナル』
・「朝日ニュースター」がテレビ朝日に統合されて『愛川欽也パックインジャーナル』が終了した。愛川欽也は出演者や視聴者の強い要望に応えてkinkin.tvを4月に開局して、「愛川欽也パックインニュース」と名を変えて途切れなく番組を続けている。放映時間が決まっていて、しかも初期トラブルもあるから全部を見ることができていないが、がんばっているから、見続けようと思っている。ちなみに視聴料は月額1050円でDVDでの配布は月額2100円だ。愛川欽也はインターネットもパソコンもやらないようだが、ネットTVという新しい試みに挑戦する姿勢には感服するばかりである。
・「朝日ニュースター」ではほかに「ニュースの深層」という番組があって、4月以降もTV朝日のCS放送番組として継続しているのだが、キャスターは全員入れ替わっている。一方で「ニュース解説 眼」は廃止された。原発事故について厳しい指摘をし続けてきたフリーのジャーナリストたちの発言の場がなくなったのは全く残念だ。地上波のだめさ加減をかろうじてBSやCSが補ってきたという感があったのだが、政治や経済あるいは社会や文化に対する批判の眼が、テレビ全体から排除されつつあるように思われる。
・ネットで見つけたおもしろい番組はテレビよりはむしろラジオにある。MBSの「種まきジャーナル」は原発事故直後から小出裕章さんの出るものだけは欠かさず聞き続けているし、吉田照美が毎朝文化放送でやっている「吉田照美のソコダイジナトコ」は木曜日に出るおすぎやアーサー・ビーナードの発言ややりとりがおもしろくて、これもアップされれば必ず聴くようにしている。そんなふうにして検索していると、興味を持って聞きたくなるものは結構ある。ぼーっとテレビなど見ているよりはずっとおもしろいのである。
・インターFMで毎日(月〜金)の朝放送していたピーター・バラカンの「バラカン・モーニング」が3月で終わった。本人は否定しているが、原発批判などの発言が影響したのでないかといった声が、ネット上ではよく発せられている。忌野清志郎の反原発ソングを放送しようとして止められたりしたこともあって、ラジオとてそれほど自由でないことは今に始まったことではないが、それだけに、ネットをもっとうまく使う可能性を探るのは大事なことだろう。
0 件のコメント:
コメントを投稿
unknownさんではなく、何か名前があるとうれしいです。