礼文島最北端のスコトン岬、その向こうはトド島
・北海道を10日間旅をした。と言っても、前回の「利尻と礼文から」で書いたように、6日間は二つの島にいて、後は稚内、旭川、札幌に一日づつだったから、利尻・礼文の旅とした方がいいのかもしれない。よく歩き、よく食べた6日間だった。利尻と礼文はウニと昆布の産地だし、北海道と言えば、鮭とイクラ、ホッケ、アワビ、イカ、車エビなどうまいものはたくさんある。ただし、利尻も礼文も、米はもちろん野菜も肉も牛乳も何も生産していない。ホテルなども5月の連休から9月中旬までしか営業しないところがほとんどのようだ。やせた土地と厳しい気候であることを実感したが、滞在しているときも天気はめまぐるしく変わった。
・島を歩いて見かけた草花は河口湖でも見る高山商物が多かった。ただ八月なのに植物は秋そのもの。とは言え、春夏秋が短いから夏の名残もずいぶん見かけることができた。ただ動物の気配はほとんどなく、シマリスを一匹見かけただけだった。ヒグマはもちろんエゾシカもキタキツネもいない。野鳥は渡り鳥がいるようだが、見かけることはあまりなかった。
・動物が少なかったからと言うわけではないが、以前から行きたいと思っていた旭川の旭山動物園に行った。檻の中に閉じ込めるのではなく、自然を模した遊び場を作ったことで話題になった動物園である。おかげで閉館の危機から来園者が上野動物園を上回ったこともある有数の動物園になった。出かけた日も平日にもかかわらず、子ども連れでにぎやかだった。暑さのせいで動物たちは寝てばかりだったが、おもしろい様子を見ることができた。
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unknownさんではなく、何か名前があるとうれしいです。