・今年の紅葉は色づきが悪い。そんな声を聞くことが多かったし、わが家のモミジも赤くならずに散ってしまったが、河口湖は例年通り、真っ赤なモミジが見事だった。赤くて長持ちのする街路樹を湖畔に植えたためだから、あくまで人工的な風景だが、美しいのは間違いなかった。ところが「Go toトラベル」が東京都民にも解禁されると、行楽客が一気に増えはじめた。週末は大渋滞の大混雑だから、湖畔の自転車はできないし、出かけるのもにぎやかなところは避けて、大回りをするということになった。ホテルや旅館や飲食業は一息つけただろうが、住民としては大迷惑な1ヶ月だった。3連休が終わって紅葉もすっかり散ったから、これからは静かになるだろうと期待している、
・自転車に乗れないかわりに裏山にせっせと登った。直登できついが尾根まで25分ほどで登れるし、往復しても40分で帰ってこれるから、鍛練としてはもってこいのコースである。しかも、既に10回以上歩いているが、誰一人出会っていない。近所の人たちが道を整備し、富士山や河口湖がよく見える見晴らし台も作ったから、もったいないほどである。もっとも、いつも同じでは飽きるからと、下山には道なき道を通ったりもしている。獣道があって、目の前を鹿の群れが走り去ったり、イノシシが掘った穴があちこちあったりして、なかなか面白かった。
・このルートは、尾根まで登ると毛無山や十二ヶ岳に通じる道がある。往復で3時間ほどで行ってこれるだろうと出かけたが、登山者が少ないと見えて道が荒れていた。途中でいくつも倒木があって道を塞いでいたから、諦めて引き返した。ミズナラやクヌギ、そしてケヤキといった広葉樹の大木があって、倒れているものが多かった。それを見ながら、もって帰れればストーブの薪になるのにとつぶやいた。コロナ禍のせいか、薪ストーブの流行のためか、あるいは別荘に移住する人が増えているせいか、今年は原木が全く調達出来ない。暖かいせいもあるが、薪の消費を抑えるために、まだ数回しか燃やしていない。
・いつもなら薪割りに精出しているのだが、この秋はそれができない。で、屋根に積もった落ち葉を落とすことにした。ケヤキの葉は風で落ちるが、から松の葉はいつまでもしつこく残ってしまう。それが雨どいにたまると雨水も流れなくなってしまう。年々、屋根に上がるのが怖くなっているが、ここはがんばってとやってみた。わが家も築30年で、あちこち修復の必要が出てきた。雨漏りがしたから、屋根の葺き替えなどを頼んで来年の春ごろから工事を始めてもらうことにした。外壁の塗装などは自分でやってきたが、今回はそれもやってもらうかもしれない。リビングも暗さを改めるために天窓を作ろうかなどと、いろいろ考えている。
・ところで、自転車や山歩きにはスントの時計をして、コースや時間、それに心拍数などを記録することにしている。それがブルーツースの時計にあわせてパソコンではなくスマホで確認しなければならなくなった。今までの記録をスマホに写すためにどうしたらいいかなど、メーカーと何度もメールのやり取りをして、何とか移すことができた。何しろもう10年近くにもなるデータだから、消えてしまっては困ると思ったからだ。スマホで確認するサイトは確かに、いろいろなデータ分析ができるようになっている。例えば河口湖には区間を区切ってタイムを計測して、そこを早く走った人のタイムが並んでいたりする。僕よりも10kmも速い速度だったりするから驚くが、そんな人たちと競う気などもちろんない。僕はあくまで健康のためにやっているのだが、ちっとも体重が減らないのは困ったものだと思っている。
・コロナの感染者が急増している。少ない時期にPCR検査を徹底させて、無症状の感染者を突き止めておけば、こんなことにはならなかっただろうと思う。そんな当たり前のことをなぜやろうとしないのか。「Go to~」とあわせて、意味のわからない愚策だと思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿
unknownさんではなく、何か名前があるとうれしいです。