2004年3月29日月曜日

春の湖

 

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・今年の春は早かった。2月の中旬過ぎから寒さが緩みはじめて、3月になったら霞がかかりはじめた。こうなると、過ごしやすいが景色はダメ。何より空の青さが薄れてしまう。もっとも、湖の水も温んでいるから、カヤックにはちょうどいい。 ・そんなわけで、来客があった3月中旬に、西湖で今年の漕ぎはじめをした。一緒に楽しんだのは、世界思想社の中川大一さんと、関東学院大学の伊藤明己さん。前日東経大で「日本のポピュラー文学を学ぶ人のために」(仮題)のミーティングをして、そのまま車でお連れしたのだ。

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・中川さんは大学時代に探検部に所属して、カヤックで紀伊半島一周に挑戦したことがあるそうだ。潮岬で断念したと言うが、それでもずいぶんがんばったものだと思う。だから西湖でのカヤックなどは物足りないかと思ったら、大きな富士山と空中で旋回する鳶に感激したようだ。 ・彼は今バードウォッチングをはじめていて、早朝には家のまわりで鳥も探して回った。僕と伊藤さんも彼につきあって望遠鏡で小鳥を追った。シジュウカラ、ヒヨドリ。家の窓からでも楽しめる鳥しか見つからなかったが、早朝の散歩は僕も久しぶりで気持ちが良かった。その後、庭でジョービタキとミヤマホウジロを見かけた。

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・これでもうすっかり春、と思っていたら、卒業式のあった22日に大雪が降った。朝はまだ降っていなかったのでとりあえず大学には行ったが、JHのHPが速度規制、チェーン規制と立て続けに出しはじめたので、昼前には慌てて帰途についた。何しろ雪では何度もえらい目に遭っている。卒業生に会えなかったのは残念だし、彼や彼女たちもがっかりしたことだろうと思う。また、暇なときに顔を出してください。

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unknownさんではなく、何か名前があるとうれしいです。