カタクリが種をつけた
・いつものことだが,カタクリが花をつけた後の4月の初めに重たい雪が降った。それでもカタクリの花はめげなかったのだが,今年は鹿がやってきて,花も葉っぱも食べてしまった。カタクリの花は年々増えてきていて,去年は140にもなったから,今年は200をこえるのではと楽しみにしていたのに,松の木の根元に咲いていたのがごっそり食べられてしまった。がっかりして数える気にならなかったが、それでも、残ったのがしっかり種をつけた。
・鹿も食べるものがないのか,この冬は庭の椿や青木の葉もきれいに食べられてしまった。それでも青木は赤い実をつけて,新しい葉も出しはじめている。雪に埋もれても零下が続いても,しっかり生きているからたいしたものである。鹿に食べられているのはそれだけではない。周囲の若い木の皮が軒並みやられているから、立ち枯れしてしまうかもしれない。町は猿の駆除はしたようだが,鹿には手が回らないのだろうか。付近の山の木も相当やられているのだろうと思う。
・春になって庭の花もにぎやかになった。とは言えどれも小さなものだから近寄ってみなければよくわからない。花の名前には疎いが,いくつか写真に撮ってみた。
・コロナ禍はいつまで経ってもおさまらない。暑かったり寒かったりして雨の日も多いから、山歩きも自転車もままならない。それでもまず始めは紅葉台に行き、三国山に行った。紅葉台から見た富士山は雪がかなり溶けていたが,この後たっぷり降って,真っ白になった。もちろん今はまたかなり溶けている。三国山は天気が悪かったが行くことにした。ブナの新緑はまだだし厚い霧で何も見えなかったが,どこか神秘的で悪くはなかった。自転車は週一回ほどだから,いつまで経っても息が切れる。
・ストーブを炊かなくなったので掃除をした。煙突を外してすす払いをし,ストーブ内の灰をきれいに掻き出して、黒のストーブ磨きで化粧直しをした。また寒くなったら元気に燃えてもらえるよう、丁寧に。この冬は薪の消費が多くて最後は乾いていないものまで燃すことになった。次の冬はそうならないようにと,十分に用意してある。その野積みした薪を家の周りに移動する作業もした。
・こんなふうに過ごしていて,ほとんどどこにも出かけていない。ワクチンを打っていないから感染者数がもっと少なくならない限り,これからも遠出は無理だろうと思う。もちろん,孫たちもやって来ない。