・今、「レジャー」について考える理由は、経済的にこれほど豊かな国になったのに、日本人の「レジャー」はなぜ貧困のままなのか、という疑問でした。ところがここ数年の状況は、雇用形態の変化や「残業代0法案」に顕著なように、その豊かさが怪しくなっている点にあると思います。ですから、ひょっとすると、この本を見かけた人は、こんな大変な時代になぜ「レジャー」なのだと思うかもしれません。しかし、こんな時代や状況だからこそ、「レジャー」について、自分の生き方や「ライフスタイル」と関連させて考えることが必要だと強く言いたくなります。是非中味を読んで、そのことを認識して欲しいと思います。
序章 レジャー・スタディースの必要性と可能性(渡辺潤)
Part1 余暇学からレジャー・スタディーズへ
1.余暇 (薗田碩哉)
2.遊び (井上俊)
3.ライフスタイル(渡辺潤)
4.仕事(三浦倫正)
5.カルチュラルスタディーズ(小澤考人)
Part2 レジャーの歴史と現在
6.教養と娯楽(加藤裕康)
7.ツーリズム(増淵敏之)
8.音楽(宮入恭平)
9.ショッピング(佐藤生実)
10.スポーツ(浜田幸恵)
Part3 レジャーの諸相
11.ライフサイクル(盛田茂)
12.食(山中雅大)
13.映画とテレビ (盛田茂+加藤裕康)
14.ミュージアム(光岡寿郎)
15. ギャンブルとセックス(岸善樹)
索引
あとがき
{余った暇」つぶしから
豊かなレジャーの世界へ!
自由とは何か、豊かさとは何か、私はなぜ働くのか、
レジャーからライフスタイルを見つめよう。
旅行、音楽、スポーツからテレビやギャンブルまで、
多様なレジャーの過去と現在を学ぶ入門書の決定版。
現代文化を学びたい人にも最適。
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unknownさんではなく、何か名前があるとうれしいです。