2026年7月20日月曜日

少年野球とMLB

今年のMLBのオールスター・ゲームはフィラデルフィアで開催されました。膝の怪我で大谷選手は出られませんでしたが、故障あけの村上選手がホームラン・ダービーに出場しました。試合は盛り上がりに欠けたものでしたが、途中のイベントはにぎやかでした。その中で、少年たちが自転車に乗って野球場をめざし、グランドに入ってきて、オールスターの選手達と一緒に練習をするというイベントがありました。少年野球をテーマにした映画の再現だったようです。どんな子どもでも、野球を始めた頃は、いつかメジャーの選手になってオールスターに選ばれたい。そんな希望を持つものだと言いたい企画でした。僕はこのシーンを見て、数日前に応援に行った少年野球のことを重ね合わせたくなりました。

僕の孫は小学校1年生の時に野球を始めました。父親、つまり僕の息子は中学・高校と野球部でしたから、男の子には野球をさせると考えていたのでしょう。僕はまだ小さいのに野球なんかできるのかと思いましたが、何度か試合を見に出かけました。チームは1年生から3年生までで、4年生になると上級生のチームに行くということでした。さあ、いつまで続くことやら、と思っていましたが、今年は5年生になって、チームの主力としてがんばっていました。

野球場は東京湾の夢の島にありました。ここには以前にも行ったことがありましたが、少し離れた、前とは違う野球場でした。家から出発して高速に乗れば、首都高速の新木場までは一本道のようでしたが、降りてからがわかりにくかったです。清掃工場の駐車場に止めたのでずいぶん歩かされて、クルマの移動もしなければなりませんでした。折から梅雨が明けたかのような好天で気温は30度超えの暑さです。普段涼しいところに住んでいる者にはかなりきつい観戦でしたが、チームは強敵を破り、孫も大活躍でした。

fkei1.jpg 思い出せば、最初に応援に行った時、孫は三振するたびにべそをかきました。チームメートに慰められるのを見て、泣き虫だなと呆れましたが、悔しくて泣くのは悪くないと弁護する人もいました。チームには当然、親達のサポートが必要です。ほぼ毎週末のように試合をやり、練習もするので、子どもたちの特徴は誰もがよくわかっているのでした。子どもたちも大変だけど、親はもっと大変だな。応援に行くたびにそんな感想を持ちました。

最初の頃の試合は、とても野球と言えるものではありませんでした。ストライクが入らないからフォアボールばかり、塁に出るとすぐに盗塁して(されて}、暴投やエラーがあって点になる。いつまで経ってもチェンジにならない感じでした。それが少しずつうまくなって、野球らしくなったのです。この点についても、親達の辛抱強さには感心しました。僕にはとてもできないと 思いました。思い出せば僕は子どもたちとこんなつき合い方はしませんでした。一緒に旅行に行くことは頻繁にやりましたが、グループ活動などは皆無だったのです。

孫はこの試合を最後に辞めるようでした。後は中学受験の準備のようです。この点でも、全く放りっぱなしだったぼくとはえらい違いです。野球の方は今年1年生になった次男坊が始めるようで、またしばらくは応援に出かけなければなりません。東京までのクルマの往復がいつまで続けられるか。孫が成長する分、自分はいろいろ不安に感じられる歳になったなと、つくづく思いました。


目次 2026

7月

20日少年野球とMLB

13日雨でクルマも野菜もひどい目に

6日テレビのスポーツ中継と広告

6月

29日 ヴォルフガング・シベルブシュ『鉄道旅行の歴史』(法政大学出版局)

22日次はやっぱりローリングストーンズ

15日ナフサ不足とプラゴミ

8日ブラウザーの翻訳機能に驚き!

1日春の雑事、珍事等々

5月

25日仕方なくケーブルテレビにした

18日ノーム・ チョムスキー『破綻するアメリカ・壊れ逝く世界』(集英社)

11日今さらですがビートルズを

4日教養はもっと大事!

4月

27日キョウヨウが大事です

20日半月滞在の客人と過ごした日々

13日デモはネットでしか伝えない

6日スタッズ・ターケル『仕事!』(上下)河出文庫

3月

30日 ボブ・マーリーについて

23日 世界が壊れはじめている

16日 させていただきましたはいただけません

9日 薪割り、ゴミ穴、そして大掃除

2日 選挙報道とオリンピック中継

2月

23日 パティ・スミス『ジャスト・キッズ』河出書房新社

16日 Bob Dylan "Shadow Kingdom" Patti Smith "Horses"

9日 ドジャースの戦力補強に違和感

2日 厳寒のお粗末選挙にうんざりだ!

1月

26日 ケヤキと格闘中です

19日 久米宏とテレビの終わり

12日 黒川創・滝口夕美編『加藤典洋とは何者だったか?』SURE

5日 ニール・ヤングの反トランプ宣言

1日 今年もよろしくです

2026年7月13日月曜日

雨でクルマも野菜もひどい目に

forest219-1.jpg

forest219-2.jpg 夜、ぼちぼち寝ようかという時に大きな地震があった。山梨県東部富士五湖地方が震源で、河口湖は震度6弱だった。確かに大きな縦揺れで、パソコンが飛び上がるほどだったが、数秒でおさまった。家の中を点検しても特に変わったところはなかったから、電話やメールがいくつかあって、特に被害はないという返答をした。翌朝見てもたいしたことはなく、積んだ薪が一部崩れた程度だった。震源は富士五湖ではなく山梨県東部の丹沢山塊の下で、富士五湖からは30kmほど離れている。しかし東部富士五湖と表現するから、富士山が震源ではと思う人が多かったようだ。なぜそうするのか、僕は以前からおかしいと思っている。

forest219-3.jpg 野菜を植えてしばらくは好天が続いたから、どれも順調に育っているように見えた。しかし、ある朝見に行くとジャガイモの葉や茎が頭からなくなっている。多分鹿に食われたのだろうと、ネットで調べると、ジャガイモの葉や茎は鹿の大好物だとあった。これ以上被害に遭わないようにとさっそくネットを張った。ネットの中にはカボチャとサツマイモもある。実りはじめたら今度はイノシシに荒らされるかもしれない。収穫時にはもっと強固な柵を作らなければならないだろう。

forest219-4.jpgforest219-6.jpg
forest219-7.jpgforest219-5.jpg

野菜のご難は何と言っても雨ばかりの天気だった。上のように順調に育ちはじめたキュウリも一本だけで、後は小さいまま消えてしまったし、トマトも青いままで熟す気配がなかった。例外はサヤエンドウで、これはすでに何本も収穫している。しかし、ネギはすでに跡形もなく消えてしまったし、葉っぱが枯れたり、虫に食われたりしたものが多い。ナスも花が咲いたのに結実しないで枯れてしまった。カボチャは元気で花が咲いたが、雄花と雌花が同時に咲くことが少なくて、花粉をつけられないでいる。それでもやっと天気が良くなって、暑くなってきたから、これから挽回してくれることを願うばかりである。

forest219-8.jpg 前回も書いたがクルマのサンルーフから入った雨の被害は、さらにひどくなった。運転席のピラーが濡れることはなくなったのでもう大丈夫と思っていたのだが、「ドアが開いている」という表示が消えなくなった。ディーラーに持っていくと、荷室のスペアタイヤが水で濡れていた。どうしてここに溜まるのかは整備士の人でもよくわからなかったようだが、ネットで調べるとやはりサンルーフが原因のようだった。水は座席の下にも溜まるようになったから、キャンプに使うタープで屋根を覆い、サンルーフのまわりをガムテープでふさいだ。雨ばかりの梅雨には本当に参ってしまった。クルマはまだ9万キロほどだが10年に近いから、乗り換えようか、という気になっている。

2026年7月6日月曜日

テレビのスポーツ中継と広告

サッカーのワールドカップがアメリカとカナダ、それにメキシコで開かれている。日本は予選を勝ち抜いたが、ブラジルに負けて終わった。いいチームだったが、主力の三苫や遠藤、それに久保まで欠いたのでは、仕方がないと思った。もっとも、強いフランスやアルゼンチンなどのように、強力な点取り屋がいなければ勝ち抜けるのは難しいのだろう。勝つためにはサッカーにも大谷翔平が必要だな。そんなことを感じた。

そんな試合とは別に気になったことがあった。スタジアムのフィールドは広告板で囲まれている。コーラなどのおなじみの名前もあったが、聞いたことがないものが多かった。何より日本のメーカーが一つもないことに、ちょっと意外な感じがした。まだ日本が弱い頃は、広告板だけは日本のメーカーで埋め尽くされていたことがあったのでは、と思ったからだった。日本のチームは強くなったが、対照的に日本の経済力は弱くなった。そんなことがあからさまにされた気がした。

uniqlo1.jpg もっとも、毎試合見ているドジャースの試合では、日本の広告ばかりが目立っている。試合の中継はNHKがやっているのだが、バックネットには大谷選手と契約しているメーカーの広告がよく載っている。「おーいお茶」を背景に大谷選手の打撃を見るのは、もうほとんど日常的な風景である。今年からこの球場は「ユニクロ・フィールド・アット・ドジャースタジアム」という名称になった。このパートナーシップは5年で1億2500万ドル(200億円)で看板は外野のフェンスやバックネット、それにスコアボードの上などに設置されている。

samty1.jpg またドジャースのブルペンには今年から毛筆で大きく「不動産を超えてゆけ」と書かれた広告がある。SAMTYという大阪の不動産会社で山本投手と契約しているようだ。バックネットの「おーいお茶」と合わせて、何とも奇妙な感じがする広告である。ちなみにネット裏の広告は1イニングで1000万円以上もするようだ。しかも、実際に球場でも見られるのではなく、TV中継のために合成して貼りつけられているのである。NHKはなぜ許しているのだろうか。考えればおかしな話である。これはドジャースが遠征する球場でも同様である。

ドジャー・スタジアムは56000人収容だが、全試合がほぼ満員に近いようだ。しかも一番安い席でも70ドル以上する。いい席では2000ドルにもなるようだ。30万円以上だが、ワールドカップでは、そんな値段が当たり前のようだ。YouTubeには日本を応援するためにダラスやモンタレイに出かけた人のビデオがたくさん載っていた。その多くはリセールされたチケットを数千ドルで買った人が多かった。飛行機代と宿泊代、食事に移動の交通費などを考えると、一つ試合を見るだけでも100万円以上がかかっている。サッカー好きの若者がお金を貯め、場合によっては仕事を辞めて応援に来ている。いやいやご苦労さん。そんなふうに言いたくなった。

いずれにしても、スポーツを見ていて、お金のことを意識することが多くなった。WBCはネットフリックスの独占で、見るためには1ヶ月の料金を払わなければならなかった。ワールドカップはテレビで見ることができたが、前回のカタールから、テレビ局の独占ではなくなった。今回もスポーツ中継をメインにする世界的なインターネットテレビのDAZNが全試合を中継する権利を得たが、独占ではなかった。さて次回はどうか。僕は有料なら多分見ないだろう。

サッカーはイギリスの労働者階級に支えられて盛んになった。しかし世界的な人気が高まると入場料の高騰で、金持ちしか見られないスポーツになった。ワールドカップは世界中の人が楽しんできたイベントだが、チケットの値段を聞くと、やっぱり金持ちしか楽しめなくなっていると言っていいだろう。広告が氾濫するイベントなのに、テレビやネットで見るにもお金を払えというのは強欲さ以外の何ものでもないだろう。やな感じという気持ちがいつもつきまとっている。