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・ナフサ不足でそれを原料とするプラスチックやポリエステル、合成ゴム、そして塗料や合成洗剤などの加工品が充分に供給できていないと言われている。僕もペンキの薄め液をホームセンターに買いに行ったところ、残りわずかで一人一瓶となっていた。菓子の袋が単色になったのも目につくが、配管や医療機器にも欠かせない素材のようだ。今回のことで、今さらながらに石油に依存した社会であることを実感した。 ・ナフサは原油を精製する過程で取れるもので、粗製ガソリンとも言われている。つまりガソリンはナフサをさらに精製し直すものだから、基本的には二つは同じものだと言える。原油の精製はその後、灯油、軽油、重油、そして残りかすのアスファルトに分解されていく。 ・とわかって、頭をかしげてしまった。今ホルムズ海峡の封鎖によって原油が届かず、ナフサ不足に陥っていると言われるが、ガソリン不足という声は聞こえてこない。政府は不要不急の運転は控えましょうなどとは言わないし、逆に価格を下げる補助金を出し続けている。4月は一ヶ月で3100億円の支出だったようだし、補正予算のかなりの部分がこれに充てられるようだ。ガソリンは補助金をなくせば容易に需要が減ると予測できるから、ナフサが不足しているのならガソリンを減らせばいいだけなのである。政府はそれでは経済が沈滞してしまうと考えているのだろうが、ナフサ不足ですでに停滞しはじめているのである。 ・けれども、これまで通りにナフサが供給されればそれでいいかというと、そうも思わない気になってくる。我が家では週に一回スーパーマーケットで買い物をしている。肉や魚などはもちろん野菜などにプラスチック容器が使われているし、飲み物にはペットボトル、そしてポリエチレンなどで作られる包み袋やラップがかなりの量になっている。週一回の買い物で済むのはそのおかげで、便利はしているのだが、何かおかしいという気持ちもずいぶん前から感じていて、何とかならないものかと思ってきた。 ・子どもの頃にした買い物では、肉は経木に包んでくれたし、豆腐には鍋を持参した。刺し身も経木の船だったように記憶しているし、野菜などを包むには新聞紙が使われていた。プラスチックやラップが普及すると、経木は消え新聞紙も使われなくなったが、ナフサ由来ではない原料で工夫した新しい容器をつくる良いきっかけになるのではないかと思う。 ・もちろん、プラスチックの再利用も重要だろう。しかし、捨てられたり、燃やされたりするものがまだまだ多いようだ。ちなみにAIに尋ねると、燃やして熱エネルギーにするのがほとんどで、プラスチックとして再加工するのは2割程度のようだ。環境に捨てられたプラスチックは地中に混じり、川に流れて海に届く。その徐々に粉々になったプラスチックによる海洋汚染は年に数千万トンの規模になっていて、それが海に漂っていると言われている。その多くが魚の体内にはいり、それを食する人間の中にも蓄積され、健康を害する原因にもなっている。 ・ナフサ不足はプラスチックに頼る仕方を見直して、新しい方法を考えるいい機会になるかもしれない。そんな声が大きくなることを願うばかりである。 |
2026年6月15日月曜日
ナフサ不足とプラゴミ
目次 2026
6月
15日ナフサ不足とプラゴミ
5月
18日ノーム・ チョムスキー『破綻するアメリカ・壊れ逝く世界』(集英社)
11日今さらですがビートルズを
4月
27日キョウヨウが大事です
3月
30日 ボブ・マーリーについて
23日 世界が壊れはじめている
2月
16日 Bob Dylan "Shadow Kingdom" Patti Smith "Horses"
1月
26日 ケヤキと格闘中です
19日 久米宏とテレビの終わり
12日 黒川創・滝口夕美編『加藤典洋とは何者だったか?』SURE
1日 今年もよろしくです
2026年6月8日月曜日
ブラウザーの翻訳機能に驚き!
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・ネット上の翻訳機能の優秀さに気づいたのは5年前でした。訳したい文章を翻訳ソフトにコピペするだけで瞬時に翻訳してくれる。その優秀さに驚いて以降、頻繁に使うことになりました。AIによる翻訳機能の進化はすさまじくて、アメリカから友人が訪ねてきた時には、iPhoneの音声入力による翻訳機能がずいぶん役に立ちました。
YouTubeにも翻訳機能がありますから、字幕を見ていれば内容が分かるようにもなりました。翻訳機能はもちろん、メールでも使えます。届いた英文のメールが自動で日本語に翻訳されているのに驚いたのはつい最近のことですが、これもかなり役に立っています。 ・僕のホームページは開設して30年になりました。もちろん日本語だけですが、表紙だけは英語のページもつけています。同内容のブログを作ったのは5年前で、翻訳機能の充実と重なっていましたから、英語のページも同時に作りたいなと思いました。しかし、bloggerには日本語と英語のページを併記させる機能はありませんから、新たにもう一つ英語のブログを作る必要がありました。それで諦めていたのですが、それにしては海外からのアクセスが結構あるなと感じていました。 ・bloggerには統計情報を見る機能があって、どこの国からアクセスがあるかがわかります。もちろん日本が一番多いですが、たとえば、直近の一週間の数値は次のようになっています。日本97、アメリカ合衆国47、シンガポール22、フランス19、イギリス19、ベトナム17、スペイン17、ドイツ9、ブラジル8、その他85で、総数は340。ぼくはおそらく、海外にいる日本人や日本語の分かる人がアクセスしているのだろうと思いました。日本語をわざわざ翻訳ソフトにコピペして母語に訳して読む人などいないだろうと思ったからでした。 ・ところがつい最近、ブラウザーの右上にあるアプリケーション・メニューに「翻訳」があることに気づきました。試しにやってみるとbloggerはもちろん、ホームページでも瞬時に英語に翻訳してくれました。できは次のようになかなかです。 驚いたことはもう一つ。雑草が伸びてきたので草刈りをしていると、川に面したところに生えているモミの木に爪痕を見つけた。最近のものではないから、2年半ほど前に工房の外にでかい糞を残していった熊だろうと思った。・AIによる翻訳がここまで来ると、1冊の本を短時間に丸ごと訳すことも可能です。翻訳家にとっては仕事を奪われることになるのかもしれません。僕は何冊か翻訳しましたが、夜なべ仕事で日に数頁で数ヶ月といったなかなか大変な仕事でした。あるいは論文を書く時には、必ず英語の文献にあたり、大事な部分をノートにしてといった作業から始めました。原文を辞書引きながら読まなくてもいいし、わざわざ訳書を買う必要もないということになると、これからの論文を書くスタイルはずいぶん変わるのだろうと思います。 ・と言うよりは、レポートや論文を書く作業自体をAIに任せてしまうこともできるようになったと言われています。見事なレポートを書いた学生に、その内容についての質問をするとちんぷんかんぷんだった、という教員の声も耳にします。小説だってAIに書かせたものが賞を取るほどのできになったといったことも話題になっています。翻訳を瞬時にしてくれる便利さに感心していますが、これは人間の知性にとっての危機になるのではといった不安も感じてしまいました。 |
2026年6月1日月曜日
春の雑事、珍事等々
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・湖畔で倒れた木がそのまま道端に放置されていて、ずっと気になっていた。楢の木だからもったいないと思って朝早くチェーンソーを持って取りに行った。根っこの部分を残してほぼ玉切りして、クルマに積んで3往復。斧で割って欅の上に積み上げたが、欅と違って素直に割れて、暑かったけどすぐに済んだ。固くて臭い欅はもうこりごり。改めてそんなふうに思った。・連休をはさんで、ホームセンターで野菜の苗を買った。トマト、ナス、ピーマン、シシトウ、インゲン、キュウリ、カボチャ、サツマイモなどだが、去年作った畑の他にもう一ヶ所増やして、新しいところにはジャガイモとカボチャ、それにサツマイモを植えた。今のところどれも順調に育っている。ジャガイモだけは芽が出たところを埋めたのだが、ちゃんと葉が出てきた。
・先週も書いたが強風でカラマツが折れて2mほどが残った。洗濯干しに使っていて、そのロープの部分は残っているので、これからも使えるが、腐っているからどのくらい持つかわからない。先日は大量の羽アリが中からわいて出た。倒れた10mほどの部分は玉切りにして、そのうち割って積もうと思っている。気温がかなり上がって薪割り仕事にはつらいが、枝を細かく切って積む仕事も残っている。それにしても倒木が母屋と工房の間で、どちらにも当たらなかったのは奇跡に近いと思った。
・風だけでなく強い雨も何度か降った。クルマのドアを開けると水がぼとぼと落ちて、運転席側のピラーが濡れていた。雨漏りかと思ってディーラーに行くと、サンルーフが開いてませんかと言われ、その通りだった。それで引き上げたのだが数日後にまた雨が降って、やっぱり雨漏りがした。ネットで調べるとサンルーフには溜まった水を流すホースがついていて、それが詰まることがあるとあった。我が家は森の中にあって、落ち葉や花粉や実が落ちてクルマを汚している。時々掃除や洗車をしているのだがサンルーフの中までは気がつかなかった。ディーラーに行ってホースの詰まりをきれいにしてもらって流れるようになったのだが、とんだ騒ぎだった。
・驚いたことはもう一つ。雑草が伸びてきたので草刈りをしていると、川に面したところに生えているモミの木に爪痕を見つけた。最近のものではないから、2年半ほど前に工房にでかい糞を残していった熊だろうと思った。しかし、いつ出てきてもおかしくないから気をつけねばと改めて思った。そう言えば鹿には何度も出くわしていて、野菜の苗を食われないように、最初だけ網を掛けたりもしたのである。以前は猿の群れがよくやって来たのだが、最近はほとんど見かけない。おそらく駆除をしたのだろうと思う。けれども、鹿は間違いなく増えているし、熊情報だって時々ある。庭にいる時はよくまわりに注意してと戒めている。 |
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・ インターネットが始まった時に、欲しいと思ったのが翻訳ソフトだった。海外のサイトにアクセスして、面白そうな記事に接する楽しさを味わうのに、辞書片手に訳したのではまだるっこしいと感じたからだった。そこで、学科の予算で高額の翻訳ソフトを購入したのだが、ほとんど使い物にならずにが...
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12月 22日 国会議員の定数より歳費の削減を! 15日 鉄道旅に見る中国の変容 8日 紅葉が終わった 1日 工藤保則『野暮は承知の落語家論』青弓社 11月 24日 『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』 17日 仕事を辞めて8年も経った? 10日 ドジャース...
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12月 26日: Sinéad O'Connor "How about I be Me (And You be You)" 19日: 矢崎泰久・和田誠『夢の砦』 12日: いつもながらの冬の始まり 5日: 円安とインバウンド ...



・先週も書いたが強風でカラマツが折れて2mほどが残った。洗濯干しに使っていて、そのロープの部分は残っているので、これからも使えるが、腐っているからどのくらい持つかわからない。先日は大量の羽アリが中からわいて出た。倒れた10mほどの部分は玉切りにして、そのうち割って積もうと思っている。気温がかなり上がって薪割り仕事にはつらいが、枝を細かく切って積む仕事も残っている。それにしても倒木が母屋と工房の間で、どちらにも当たらなかったのは奇跡に近いと思った。
・風だけでなく強い雨も何度か降った。クルマのドアを開けると水がぼとぼと落ちて、運転席側のピラーが濡れていた。雨漏りかと思ってディーラーに行くと、サンルーフが開いてませんかと言われ、その通りだった。それで引き上げたのだが数日後にまた雨が降って、やっぱり雨漏りがした。ネットで調べるとサンルーフには溜まった水を流すホースがついていて、それが詰まることがあるとあった。我が家は森の中にあって、落ち葉や花粉や実が落ちてクルマを汚している。時々掃除や洗車をしているのだがサンルーフの中までは気がつかなかった。ディーラーに行ってホースの詰まりをきれいにしてもらって流れるようになったのだが、とんだ騒ぎだった。
・驚いたことはもう一つ。雑草が伸びてきたので草刈りをしていると、川に面したところに生えているモミの木に爪痕を見つけた。最近のものではないから、2年半ほど前に工房にでかい糞を残していった熊だろうと思った。しかし、いつ出てきてもおかしくないから気をつけねばと改めて思った。そう言えば鹿には何度も出くわしていて、野菜の苗を食われないように、最初だけ網を掛けたりもしたのである。以前は猿の群れがよくやって来たのだが、最近はほとんど見かけない。おそらく駆除をしたのだろうと思う。けれども、鹿は間違いなく増えているし、熊情報だって時々ある。庭にいる時はよくまわりに注意してと戒めている。