David Bowie "★"
Eagles "The Studio Albums 1972-1979"
James Taylor "One Man Band"
Enya "Dark Sky Island"
Cold Play "Ghost Stories"
・同年代のミュージシャンがまた亡くなった。デヴィッド・ボウイはそれほど好きではなかったから、CDはほとんど持っていない。デビュー時の奇抜な衣装やグラムロックに反感を持ったからだと記憶している。彼がデビューした70年代初頭に興味を持っていたのは、ギター一本で内省的な歌を歌うミュージシャンが多かったのである。だからボウイについてはほとんど知らないと言っていい。
・ボウイの遺作である"★Black
Star"は癌による死が公表された2日前にリリースされたものである。「自分の死という運命に向かいあって思いを巡らした作品」といった評価もある。たくさんアルバムも出してきたようだから、遅まきながら聴き直してみようかと思いはじめている。
・イーグルスもデビューは70年代初めで「ホテル・カリフォルニア」が大ヒットしたのは76年だった。そのメンバーだったグレン・フライが死んだというニュースを耳にして、イーグルスのCDもまた、ほとんど持っていないことに気がついた。ジャクソン・ブラウンが作った「テイク・イット・イージー」と「ホテル・カリフォルニア」ぐらいしか知らないからとAmazonで探すと、初期のスタジオ・アルバム6枚をまとめたボックス・セットが1983円で売られていた。懐かしさは感じたが、バンドとしては70年代で終わっているから、これ以上はもういらないと思った。
・対照的に、ジェームズ・テイラーはニール・ヤング、ジャクソン・ブラウンなどと共に、70年代によく聴いていた。もちろん彼は健在で、新しいアルバムも出している。"One Man Band"は2007年に出されたライブ盤だが、2014年に再発売されている。初期のヒット曲から最近のものまで、聞き慣れた曲をギター一本で歌っている。歌の間にするおしゃべりもなかなかおもしろい。ボストン・レッドソックスのこと、キャロル・キングやジョニ・ミッチェルのこと等々。しかし、離婚したカーリー・サイモンの話はしなかった。
・エンヤはいつも通りのエンヤだった。これだけ変わらない人も珍しい。買わなくても良かったかもしれないが、アイルランドに興味をもつきっかけになったのは、彼女とシニード・オコーナーだったから、出たらやっぱり買っておこうかという気になった。エンヤはアイルランドの風景を、そしてシニードはアイルランドの人びとを思い起こさせる。もちろん、アイルランドと言えばU2の方が有名だし、特別好きなミュージシャンであるヴァン・モリソンもいる。そう言えば、最近注目されているウォリス・バードも何枚か買ったが、まったくアイルランドの雰囲気がなかった。アイルランドだからケルト風というのが固定観念なんだということを感じさせる新しいミュージシャンだろう。
・最後はコールド・プレイ。ラジオヘッド以降、トラヴィスやスノー・パトロールなど、静かな曲をやるグループに興味を持ったのは20年ほど前だったか。コールドプレイも気に入っていたが、テレビでコマーシャルなどをやるようになって、聞く気がなくなっていた。 "Ghost Stories"は2004年に出たもので、やっぱりセールスを意識したような音作りをしている。この後、昨年"A Head Full of Dreams"が続けて出ているが、買いたいとは思わなかった。
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unknownさんではなく、何か名前があるとうれしいです。